南国の寿次第-02:前準備その2

結婚します、と決まってから、仕事ですらロクに線表を引けない僕が、Gantt chartを引きました。あまりの作業量に、絶対チャートを引かないといろいろダメになると分かったのはゼクシィのおかげです。

入籍日を妻の誕生日、新婚旅行は年末年始の休暇、微妙に年末を外したクリスマス手前に結婚式、その間に姓が変わる妻のパスポート更新やら結婚指輪の購入やらが入る。そこまでスケジュールを決めて、結婚式は2008年12月22日の大安といたしました。ざあっとネットで情報収集してみると、バリで民族衣装を着た結婚式ができるのは

  • タマンサリ宮殿
  • トガルジャヤ宮殿
  • クランビタン宮殿

と、選択肢は3つ。どこがいい、と妻に聞いてもどれでもよさげな返事しか返ってこず、こういうものにめっぽうこだわる僕が、やっぱり決めることになった。

で、どれもこれも正直似たようなものなので、写真が一番良かったタマンサリ宮殿に決定。あとは、Googleの検索インデックス数が一番多かったから…というウェブ屋っぽい理由です。
式をお願いしたのは「サザンリゾートウエディング」。大手で対応がしっかりしていました。現地のコーディネーターに頼むとこの半額近くまで下がるようだけれども、人生の一大事はできるだけ安パイで、と、肝心なときにはしっかり日和ったわたくしです。式後のディナーも含め、家族全員でもろもろ50万円弱。まあ、日本でやることを考えたら破格の値段だった。自分で出してないけど。

次は家族を含めた旅行の手配だけれども、先にホテルを決め打ちにするのが旅を楽しくするコツである。と、ふだんしょぼくれたゲストハウスに泊まる身が選んだのは、一応5つ星の「Hotel Sofitel Seminyak Bali(ソフィテルスミニャックバリ)」。
バリの高級ホテルといえばヌサドゥアかジンバランと相場が決まっているけれど、そちらは交通の便が悪く、周囲にもなにもなく、家族が退屈すること請け合いなので真っ先に外す。そもそもホテルステイが好きな人種ではないしな。
せっかくのバリなので隠れ家ヴィラ、というのも考えたけれど、どれだけ親身なサービスであっても英語ばかりだと母親たちが参るだろうとこちらもパス。できれば日本人団体客が多いクタやレギャンも避けたい。そうするとほとんど選択肢がなく、ここかサヌールのバリ・ハイアットくらい。

で、後は複数の旅行会社に日程、エアライン、ホテルを伝えて相見積もり。結果いちばん安かったのはルックJTBだったという驚きの結果。HISとかより安い。

家族全員分のパスポートチェック、持っていない人の発行、バリのガイドブックをWikiに移して家族にオプションツアーを選んでもらいその手配、式後の両家ご一行観光ツアーのチャーター相談、おすすめガイドブックのリストアップなど、やることは山盛りだった。もちろん結婚式の調整やオプションの相談もしなければならないし、本人たちがバリ衣装なら参列者もバリ衣装だろうと、家族全員の体型を取りまとめてみたり、 手配を始めた9月から10月くらいまでは帰宅して毎日結婚式の準備。海外で家族だけ、でもこんなに大変なんだなあ、と思い知る。そして、大変残念なことに妻はほとんど手伝ってくれなかった。夫婦って、どちらかがやれば何とかなるもんだよね。と結婚直前に二人でひとつを実感した。いやはや。

これに加えて、新婚旅行の手配。なんと17日におよぶので、ツアーにできるわけもなく、航空券に現地のホテルをオプションでくっつけていった。航空券は格安チケットの手配会社、家族と一緒に泊まる「Hotel Sofitel Seminyak Bali」はJTBで、その他のホテルは3社を使い分け、一番安値のところでバラバラと。ほとんど独りカカクコム状態。結局、家族分や結婚式も合わせ、使った旅行会社はぜんぶで7社になった。

仕事では結婚式前日にリリースという案件をすべて担当に放り投げるという無体なまねをしでかし、「結婚式」というごめんなさいワードで何とか乗り切り、ようやく出発前日の深夜に荷造り開始。一睡もせず、早朝に成田空港へ向かった。ようやくイベントのはじまり、はじまり。

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