1993/11/19 山陰路一直線

1993/11/19 山陰路一直線(太字:当時の日記より)
(細字赤字:注釈)

04:24
 (鳥取駅にて)昨日は上り「だいせん」に乗るつもりが寝過ごしてしまった。発車の10分後くらいに駅員に起こされ、構内で寝ていても構わないが警察がいるから注意して行動しろといわれる。再び目覚めたのは3:40くらい。シュラフは使用せず。(雰囲気的に)何となく使いづらい。この時間はやはり冷える。
 下り「だいせん」に乗る。松江で降りるつもりだ

 その後松江で下車、城下町の風情を味わおうと市内を散策。コインロッカーに荷物を預け、全て徒歩で市内を巡る。

10:30
 松江散策は2時間で終わってしまった。しかし良いところであった。城下町の面 影が色濃く残っている。小泉八雲はじめ、多くの文人が褒め讃えたわけが分かる。
 空模様はどんよりとしている。いつ降り出すか分からないくらい、空が低い。(中略)
 (駅で買った)しじみのもぐり飯はうまかった。もろげえび、白魚、根昆布、錦糸卵、紅生姜、海苔。腹一杯である。

 宍道湖のしじみは「宍道湖七珍」と呼ばれる魚介類の一つで、その味は有名である。駅弁のふたに書いてある紹介によると、
 宍道湖のしじみ
 宍道湖は日本に残された数少ない汽水湖であり年間一万五千トンと驚異的な漁獲量 を誇る我が国最大のヤマトシジミの産地である。宍道湖の夕景は全国的に有名であるが嫁ヶ島を背景に湖上に浮かぶシジミ舟の姿は絵に描いたように美しく、水都松江を代表する風物詩である。
 ヤマトシジミ
 シジミにはヤマトシジミ・マシジミ・セタシジミ・アワジシジミ・ヒメニホンシジミ・ムラサキシジミなどがありますが、ヤマトシジミは海水の混じる汽水湖にすみ、形も大きく殻は黒光りをし、シジミの中では一番おいしいといわれています。その、おいしさの秘密はコハク酸という、うま味の成分で貝類の中では、一番多く0.4%も含まれています。また、シジミにはプロテインスコアの高い良質のタンパク質とビタミンB2・B12が大量に含まれていますので栄養保持、健康維持にはうってつけの食品といえます。
 ふたを開けると、敷きつめられたシジミの中に宍道湖の夕景に見立てた紅ショウガと夕陽に映るさざ波を錦糸卵とシラウオで彩り、宍道湖の名産モロゲエビと飛魚のかまぼこ野焼きなど松江ならではの味が多彩です。
 ということである。確かにおいしかった。

 日本海は荒波、日に日に冬に向かって荒んでいくようだ。河口付近では川の曲がり角で波が立っている。まるで子が親の真似をしているようだ。
 これから畳ヶ浦(註:島根県浜田市そばの海岸)に行ってこようと思う。

時刻不明
 (前略)(畳ヶ浦にて)波はますます高くなり、雲は低く陰惨である。山の方で、雲間から陽が射しているが、それがますます陰惨さを際立たせている。
 風は強く、小雨が思い出したように時々降る。
 ただ波の音だけ。海霧が向こうの磯をぼんやりとかすませている。

 このあとさらに西に移動し、周遊券で移動可能な西端である長門市にたどり着く。本当にさびれた町である。
 駅前の公衆電話から「一番安いビジネスホテルを教えて下さい」という理不尽な電話をハローダイヤルにかけ、結局駅前の「長門ステーションホテル」に泊まる。3600円。エロ本が置いてある、商人宿くさいホテルであった。
 そして後から日記を読み返しても、つっこみようのない一日であった。


今日の使用金額 7388円

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