日曜日の夜、週末終わりののんびり気分で駅前を歩いていると、中高生と警官の大騒動が繰り広げられていた。迷わずギャラリーとなって捕り物を見学。
きょうびの悪ガキは携帯を使って連絡を取り合い、あっという間に仲間が現場に駆けつける。現代的だ。何をやったのか知らないが、おそらくはせいぜい喫煙か万引きか、「お前ら逮捕じゃ！」と怒鳴られながら、何人かの金髪がパトカーで護送されていく。それに取りすがって名前を呼ぶ女の子達。引き剥がす警官達。どう見ても中学生くらいの幼さが残る顔が、警官への憎悪で歪んでいた。
不思議と彼らへのシンパシーが湧いた。彼らがやったことが何にせよ、おそらくは悪いことなんだろう。ただ個人的に、彼らの悪事よりも、警官達の態度・口の悪さの方が、僕の印象に残ったというだけのことだ。
若者達に肉まんでもおごってあげたいくらいだった、まったく。