違和感ということ

うかれぽんちな1週間を過ごして、また神戸と大阪を往復する毎日に戻ってきた。オフィスから気がつけば南の島を思い浮かべてしまう・・・なんてことは全然なく、なんだか遠い昔の夢を見ていたような気にしかならない。これもそれも、つまりは僕の人生に占める日常の比重がものすごく重くなったということの証左かもしれない。・・・先週の名残といえば、ネットカフェでMicrosoft IMEを使っていたせいで、たまにATOKのキー操作にとまどうくらいのもんだ。はてさて。

そういうわけで違和感もなく朝夕と激混みの御堂筋線に乗っているのだけれども、昨日滑り込みで車内に飛び込むと、かなりの阿呆面で口を開けて、中吊りをずっと見つめているジーンズの女の人が目の前に立っていた。年の頃は同じかやや上、化粧っ気もまるでなし。気になってその視線をたどってみると、「とらばーゆ」の最新号案内なんである。
駅間にして2駅分、彼女は本当にずっと口元を盛大にゆるめたまんま、「とらばーゆ」に釘付けだった。思わず携帯のカメラを向けたくなる、同時代的でアイロニカルな光景だったのだけれども、おとなしくblogに書くだけにとどめておくことにした。俺がロバート・キャパとかだったら間違いなく激写してるね、と負けず劣らず阿呆なことを考えてみたりする。・・・別に戦場でも何でもないんだけれど。ふつうの毎日。

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