ハウルの動く城

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珍しく封切り初日に映画を見る。ベネチア国際映画祭で『技術貢献賞』を受賞した作品だが、見てみると確かに「アニメ絵の綺麗さ」くらいしか評するところがない。動く城のアニメーションの創りこみはさすがで、丁寧なセル画を想像することができるけれど、肝心のお話はもうグダグダ。反戦なのか老いらくがテーマなのか、それともファンタジー世界の冒険なのか。どれもこれも中途半端に取り入れて、それぞれが薄っぺらい。必然性があるわけでも不条理なわけでもなく、途中で3度寝た。

あとひどいのはソフィーの声をつとめる倍賞智恵子。正確に言うなら彼女の声がひどいというわけではなく、10代と90歳を行き来するソフィーを演じるには、明らかにプロの声優を起用した方が良かったのではないか、と思わざるをえない。おかげで主人公の二面性がまるっきりスクリーンに浮かんでこない。

この映画のテーマは、「老い」がその一つらしいのだけれども、正確に言えば「宮崎駿の耄碌」がテーマではないかと思う。

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