薄目を開けてメランコリィ

薄目を開けてメランコリィたまたまサラ金問題の本を読んでいて、無秩序に垂れ流されるサラ金CMの批判をするくだりがあった。確かにねえ、と肯きながら地下鉄の駅を出て、はたと気がつき自分が勤務する会社のサイトを見てみたら、

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・・・いっぱいサラ金の広告が出ていました。しかも武富士なんてテレビCM自粛中の企業なのであり、モラルはテレビ以下のサブ軽チャー(死語)丸出し。

醒めた言いようをすれば世間ってそんなもので、僕の薄給のいくばくかにだって、借金苦に悩む誰かさんの金利がまわりまわって充てられているんである。カネは天下のまわりもの、とはよく言ったものだけれども、まさしく金に貴賤無しの金色夜叉な世界はすぐ身近に存在していたのだ。そういうことにいつまでたっても納得することができないのだけれど、かといって己がどうできるわけでもない。企業社会で生きていくというのは、ほんとうにしょんがない話だ。

ただのバナー広告なら良いのだけれども、バリューコマースA8.netだとバナーをクリックしたユーザのトラッキングが簡単にできるツールをクライアントに提供しているので、それもそれでいかがなものかという気がする。
少し話はそれるけれども、僕が倫理を捨てて彼らのwebマーケティングに取り組んだとするならば、ISPごとのコンバージョンレートを見て広告出向先を決めてみたり、がんがんcookie食わせて自社サイト内の行動を把握し、リピートするたびに心理的障壁を下げるメッセージを出したり、打つ手はいろいろあると思う。利ざやが大きい分、マーケティングにコストをかけられそうだしな。

と、他社の広告商材をやり玉に上げて自己弁護しつつも、自分の仕事だったらと仮定してシミュレートをしてみたりする、メディア勤務の僕でした。こういう日々や人々の積み重なりが社会ってものだと総括したら、そりゃ世の中良くなるはずもないや。ということにあらためて気がついて、軽く虚しい。

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