リビドーについて-マクロ編

国連監視団が、派遣先で買春していたというニュース。

人道的な立場をいっさい抜きにすれば、白いの黒いの南米アジア入り乱れアフリカでくんずほぐれつ、というソフトオンデマンドもびっくりな前衛的性交が、国連の制服付きで行われ、おまけにペドフィリアときた。人種差別、幼女虐待、制服フェティシズムの揃い踏み。

そこまでしてセックスしたいものなのか。逆に言えば、そのような状況だからこそしたくなるのかもしれない。つまりは暴力とコンプレックスとに密接な結びつきのあるリビドーであり、理論的に納得することはできる。理論的には。

昔カンボジアのプノンペンに数日滞在していたとき、同宿の男たちはかなりの割合で夜な夜な買春に出かけていた。真っ暗で治安も悪い市内をバイクタクシーにまたがり、郊外の風俗村に出かける。そこは、5ドルで少女が買える街だった。少しでも想像力があれば、かなり気分が悪い話だ。翌朝のカフェではみんな昨夜の痴態自慢や少女の品定めがはじまっており、僕は愛想笑いでベトナム・コーヒーを啜っていた。今まで訪れたことのある場所の中では、世界最低だと思う。もっとひどいところだって、地球上にはいろいろあるのだろうと思う。

こういうセックスがいったい何なのか、僕にはよく分からない。分からないから気分が悪い。
リビドーの少ない男が、変態リビドーについて考えてみても、やっぱり結論は出ないのだけれども。

<コンゴ民主共和国>国連監視団が性的虐待 買春行為など

国連内部監査局は7日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)で国連平和維持活動(PKO)にあたる国連コンゴ監視団(MONUC)の要員らが、卵や牛乳などの食料や少額の現金などと引き換えに、難民少女らに売春や性的関係を迫るなどの虐待を行っていたの調査結果を発表した。虐待をめぐる疑惑を受けた集中調査で「72件の疑惑のうち20件について証拠がある」と指摘した。

報告書によると、調査はコンゴ北東部の町ブニアにある難民キャンプを対象に昨年5月から9月まで実施された。20件について虐待の証拠がはっきりし、うち6件については詳細な経過を説明。中には13歳の少女が複数のPKO要員から3~5ドルの現金と引き換えに売春に応じていたことや、性交渉後、卵、牛乳をはじめ、チョコレートやパンなどを与えていたケースも明らかになった。

同疑惑に関連し、現地少女の裸をビデオ撮影し、レイプしたフランス人のPKO要員は本国送還後、収監された。また、南アフリカ、ウルグアイ、モロッコ、チュニジア、ネパール出身の要員が疑惑を指摘されている。国連内には派遣先で18歳以下の少女との性交渉を禁じる規定があるものの、要員派遣国への気兼ねもあり、送還後、処分を派遣国に委ねているのが実態だ。

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