心の眼で読む『雨にも負けず』

宮沢賢治が好きだ。
・・・薄澱んだココロの眼で読むと、彼の詩もこう変わるよ。という一例。

社内調整にも負けず
社外圧力にも負けず
トラブルにもボスの気まぐれにも負けぬ
丈夫なココロをもち
昇給欲はなく
決して休職せず
いつも静かに謝っている

一日にメール300通と
メッセンジャー立ち上げっぱなしでいくつもの会議をこなし
あらゆる企画書で
自分のリソースを勘定に入れずに
よく議事録をチェックし発言を訂正し
そして腐らず

自分のチームのブースの中の
小さなパーティションの席にいて
左に仕様を考える技術さんあれば
行って一緒にうんうん悩み
右に無理なお願いに疲れた制作さんあれば
行ってそのデザインのひな型を考え
交渉に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
別部署と喧嘩や不仲があれば
つまらないからやめろといい

企画却下の時は涙を流し
開発中の夜はおろおろ歩き
メンバーにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうPMに
わたしは
なりたい

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2 Responses to 心の眼で読む『雨にも負けず』

  1. gomagoma のコメント:

    かつて一緒にお仕事をしていて今システム関連のコンサルをやってるおじさんのブログより。
    ________________________
     プロマネ 心得の条
    テーマ:システム
    我が命我がものと思わず
    武門の儀あくまで影にて
    己の器量伏し
    ご下命いかにても果たすべし

    なお、死して屍拾うもの無し
    死して屍拾うもの無し

    ご存知「隠密同心心得の条」。プロマネの心得の条として無理やり当てはめてみた。

    <我が命我がものと思わず>
    プロマネの役割は、スポンサーから与えられたプロジェクトを予定された納期、品質、コストで完了することであるが、そのためにはプロジェクトメンバーに納期、品質、コストを守らせることが必要となる。そのためには自らが滅私奉公の姿を見せなければならない。偉そうにふんぞり返っている輩の言うことは誰も聞かないのだ。プロマネ自らが馬車馬のように働いている姿をみれば、文句を言いにくいし、ボロボロになっているプロマネの姿を見て、みな仕方なく働くのである。

    <武門の儀あくまで影にて>
    プロマネは問題解決能力に長けている必要があり、そのためにはプロジェクトメンバーの各タスクの内容に精通していることが要求される。ただし、プロマネ自らが個別タスクを担当してはいけない。プロマネがプロジェクトマネージメントに専任しないで個別のタスクに埋没すると、プロジェクト全体の動きがつかめなくなり、舵取りを誤ってしまうリスクが高まるからだ。あまりでしゃばらず、全体の動きを常時監視していることが重要である。

    <己の器量伏し>
    これも無理やり当てはめようとしたが、こいつはちょいと無理だ。器量を伏していたのでは担当者からなめられる。プロジェクトメンバーにあのプロマネには太刀打ちできないと思わせる必要がある。そうしないと、メンバーはすぐサボる。

    <ご下命いかにても果たすべし>
    これは言うまでもないこと。とにかく納期どおりにあげろ。

    <なお、死して屍拾うもの無し 死して屍拾うもの無し>
    プロジェクトが失敗すると、プロマネの首を切って終わりってのが相場だ。

    と無理やり当てはめてみたが、あまり出来はよくない。上記に挙げたことは間違いではないが、そうであった方がいいという程度にすぎないと思う。では、プロマネって何をすればいいか?いくつも覚えられないので、一つだけ挙げる。

    プロマネは次誰が何をやるかを指示し、それを担当者に守らせる

    当たり前のことを書いたのだが、これが実に難しい。よくみかけるのは、「○○さん、これ火曜日までにやっておいて下さい」と指示だけして終わってしまうプロマネ。これでは失敗する。火曜日になって、担当者が「すいません、できませんでした」と報告し、「では、木曜日までにやってきてください」となって、ちっとも先に進まない。タスクを指示した後は、担当者が期限を忘れないように、毎朝メールを出すなどの努力が必要だ。毎日毎日進捗状況を確認するという方法も考えられるが、進捗確認はプロマネも担当者もお互いに時間を浪費する。よって、期限がいつまでだということを絶えず担当者に意識させるのが一番プロジェクトの進行には有効ではないかと私は思っている。

    ToDoListを担当者ごとに作成し、それを担当者に常に意識させる。それがプロマネの役割のうち、もっとも重要であると思う。でもね、私にはそんなことはできないんだよ。面倒臭いんだ。女の子にマメじゃない男はモテないと言われても、ちっとも女の子にマメにできなかった私には到底無理な話だ。電話を1週間に1回かけることすら面倒で、1ヶ月も経たないうちに突然フられてしまったことを思い出したよ。あの子、今ごろどうしてるんだろう

  2. 森島 のコメント:

    涙が出ますね・・・。
    ちなみにこのフィーチャリング詩を某同僚に見せたら「そんなものになりたくないもん」という返答がありました。まあそうでしょうねえ。

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