プロジェクトといふこと

すべては現場の企画屋さんが悪いんである。

上司と先方がコミットした案件が社内でぐちゃぐちゃになって調整不能になる。

前期からやっている企画に今期から放り込まれ、事情がわからないままディレクションを進めると、ドキュメントが細かければオーバースペックと呼ばれ、ドキュメントが粗いと「そもそも論は前期済んだ」と言われる。

すべてはプロデュース側が悪いんだ。企画屋はマゾでないと務まらないと思うが、ちょっと考えてみると、それは仕切りとめぐり合わせが微妙に悪い僕の個人的偏見のような気もしてきた。

さておき上記のように言い出すとキリがないが、前期も辛かったが今期は別種の辛さがある。前期はサービスのローンチにあたり、常に最後のボールは自分の手元にあった。エンジニアをはじめとする開発陣の面々も、よくまあこんな仕切りの悪い担当企画を尊重しながら、一緒にあのシステムを組み上げてくれたもんだと思う。

今期は仕事がハードというよりは、その立ち位置が自他ともに不明確になり、早くも混迷の予感。プロジェクトにおいてリーダーシップは最も重要な要素であり、前期を振り返ってみるにつけ、たとえどんなヘボであっても、ないよりはあった方がいいのがジャッジメント、だ。

自戒をこめて言うのだけれども、僕のジャッジはO型的に大ざっぱにも関わらず、中途半端に工数を見て大局を見失った細かいジャッジのボトムアップに走るヘキがある。それでも何とかサービスが形になるのは、やっぱり最終的な判断は僕がしているということを、メンバーが尊重してくれたことなんだと思う。(その意味で、開発にかけた労力とは別にメンバーに対して謝するところ大だ。)

それはそれとして、今期は別のあれこれに責任を持たねばならないことが発覚。ていうか今の職位と給料でそんなものの責任を持てるか、と声を大にして言いたいが、オトナ的には火がついて焦げ始めるまで黙っておく方が、先に白旗を上げるよりもうまく進んだりする気がするので、そういうことにする。悲観的な予測やアラートはやる気の無さとして否定されるけれど、焦げてしまったら文字どおり『火事場』なので、いろいろ一緒に過去の経緯も燃やしてしまうのだ。

ま、そういう状況が目に見える中で、とりあえず残業しているのがえらいえらい・・・と言いながら、気がついたら20分くらい、blogの更新をしていたりする蒸し暑い空調の切れた7月。こういうときだけ夏気分。

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