Long tailをどう評価していくべきなのか

Long tailをどう評価していくべきなのか諸般の事情があって、最近某グルメサイトの口コミに投稿し続けています。
で、そのサイトではアマゾンのレビューと同じように、自分の書いたレビューに対して「役に立った/立たない」の評価を閲覧者がつけることができるのだけれども、「役に立たない」と評されると結構へこむ。気になるので、どんなのが「役に立たない」レビューと判断されたのだろう、と思い、該当のレビューをながめていたら、

・名店といわれるところで
・点を辛くつけた

レビューがそうなる傾向にある。なるほどね。僕も自分が最高に旨いと思っている店をけなすレビューがあったら、「役に立たない」ボタンを押したくなるもんな。それよりも、自分が高い金払った/払おうとしている店を酷評されたこと、に腹を立てるのかな。ここらへんは推量ですが。

こう考えてみると、飲食店のレビューってけっこう難しいのだな、と思う。
このブログでも飲食店レビューはけっこう載せていて、アクセスもlong tail的に五月雨式に続くのが最近増えているのだけれども、たまにコメントを書いていただくときに、「んー、それは少し視点がずれているんじゃないかな」と思わないではないものがあったりする。そんな風に、不遜にも相手に対して多少のいやらしい優越感を含んだ感想が去来したりするが、さすがにそんな意図でのコメント返しをするのも気が引けるし、かといってコメントを消すのはささやかな僕のポリシーにも反するのでそのままにしてある。

ブログブームや口コミブームを皮切りに、Long tailをメディア内コンテンツとしてモディファイしていく仕組みはいろいろできてきたところだけれど、次はそのLong tailなコンテンツの評価体系をどうシステム化するか、というのが、コンテンツビジネスにとっての大事な分かれ目になるのではないか。

Googleは「『みんなからリンクされている』ページからのリンクは評価される」という仕組みでサーチエンジンのパラダイムを変えたわけだけれども、レビューに対する評価というのもそこらへんの考え方を応用できないものか。
例えば「『みんなが役に立つと思っている』レビュアーからの評価」は、他の人からの評価より高い、とか。ブログに限定すると、「『トラックバック受信の多いブログ』からのトラックバックを受けた先もまた信頼に値するエントリだ、とかね。これはトラックバックというものが「別のブログに引用/リンク(あるいは参考にされただけでもかまわない)された」ことのエビデンスだからだ。
・・・、そのまんまパクリで、いまいち芸がないな。おまけに、(例えに出したトラックバックなど)このあたりのソーシャライズの仕組みがあまりにもこなれていないので、すぐに抜本的な解決策につながるわけではなさそうにも感じられる。

あるいはパーソナライズという視点に立つと、口コミサイトでは「閲覧者と同じような嗜好・行動のレビュアーのレビューを上位表示する」とか、第三者の評価点以外の方法でレビューをPushする方法も面白そうだ。
いずれにせよ、レビューをどう正当に評価してお客さんに伝えるか、ここをうまく作れると、口コミ=Long tailがブームの踊り場を脱却できるんではないでしょうか。

で、最後に話は自分のキャリアに飛ぶのだけれども、それを考えるのが次の僕の仕事だな、と独りごちる。こういう仕事外の時間(ほんとうのところは仕事中に手を休めて考えていた部分もあるけれど)に思いつくことが仕事関連のことだというのは、まあ大枠においては幸せな話です。

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Long tailをどう評価していくべきなのか への2件のフィードバック

  1. アマゾンレビュアー のコメント:

    はじめまして。
    レビューに対する評価ですけど、
    私は、アマゾンのレビューでは、
    よみづらいレビュー(行間がなく詰めて書かれているもの)と、専門用語ばかりのレビューに対して、
    参考にならなかったと判断しています。

    レビューって、誰にでも読みやすく、
    わかりやすいほうがありがたい気がしますし。

    って、これではレビューに対する評価ですね(笑)、反省。
    失礼いたしました。

  2. もりしま のコメント:

    はじめまして。
    いや、まさにそこがポイントだと思います。「レビューに対する評価」をどう適切に集めて、どう「良いレビュー」を浮かびあがらせるかが、今後サイト側に求められる努力ではないかなと。

    さらに言えば、「アマゾンレビュアー」さんが好きなレビューと、例えば私が好きなレビューは少しずつ方向が違うはずなので、「自分にあったレビュー」をリコメンドできるような仕掛けも欲しいですね。

    ・レビューのレビュー
    ・レビューのパーソナライズ

    このあたりが次の課題だなぁ、と思っています。

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