鉄道模型-山の植樹

ブログ用にレイアウトの写真を撮っているけれど、手ぶれ補正機能がない「Canon IXY DIGITAL L3」ではどうしてもぶれてしまう。レイアウトをまたぎながら不安定な体勢で接写するせいだ。マクロ撮影にするとさらにぶれるので、近接にもかかわらず通常のオートフォーカスなのがそれに輪をかける。フラッシュをたくと色がとんでしまうので、色調もいまいち。もうちょっと何とかしたいもんだ。

さておき本日は山の植樹。複数の素材をレイヤー的に重ね合わせて、実感と質感をアップさせる。このあたりは油絵の画法やPhotoshopの作業に近いものがあるかな。

今日使ったのは
・カラーパウダー3色(ダークグリーンミックス、ライトグリーンミックス、ブラウン:トミックス)
・ライケン(グリーン:トミックス)
・フォーリッジ(暗緑色:カトー)
以上の素材。

200610railhobby19.jpg

昨日の続きで、まずは全体にカラーパウダーをまいていく。ひととおりまき終わったところで、次は岩場になるところにブラウンのカラーパウダーをまく。岩肌は上からまけないので、少し多めに指先にパウダーを盛り、シーナリーボンドを塗ったところに軽く押しつけていく。余ったパウダーは最後に掃除機で吸い取り。本当はいったん乾いてから掃除機をかけるところだけれど、時間が惜しいので遠目から弱くかけていく。

200610railhobby19.jpg

次はライケン。奥手から順に、手ごろな大きさにちぎり、アンバランスな太い枝を少しずつカットしながら植える。シーナリーボンドを薄く溶いたものに表側になる面を浸し、山肌には普通濃度のシーナリーボンドを塗って押しつける。あまり押しつけすぎるとぺたんこになってしまい、軽すぎると着床しないので、力の入れ具合が加減のしどころ。最後に上からカラーパウダーをふりかけ、単調な色のライケンに質感をつけていく。トミックスのライケン自体の色が濃く、しかしながら山肌の色は暗めなので、カラーパウダーはライトグリーンミックス:ダークグリーンミックス=4:1ぐらいの割合で混ぜたものを使った。
下地の色も含め、このあたりのカラーバランスは自分が想定している山の深さや全体とのバランスで決めればいいと思うけれど、どうせ平地は明るめになるので、レイアウトのコントラストをつけるためにもやや暗めにした。

200610railhobby19.jpg

最後にフォーリッジのお試し取り付け。フォーリッジは細かい繊維に着色スポンジが絡まったようなもので(というか僕も開封してみてはじめて知った)、パウダーに比べ厚みが出る。それを活かすため、トンネルポータルと紙粘土の隙間隠しにまずは使ってみることに。
適量をちぎり、余分な繊維を切り落とし、裏側に少量のボンドをつけて押しつけていく。ライケンよりも天然質感に欠け、カラーパウダーと異なり単色なので、量と場所に注意しながら使わないとまずそうだ。でも、複数素材をうまく使い分けると、テクスチュアがぐっとリアルになってくるな。なんだか生態系作成みたいになってきた。

今日の作業は、やっと「それっぽい」ものができあがる内容だったので楽しかった。
やっぱり、こういうマイルストーンはどんな工程にも必要なんだな、プロジェクトのモチベーションだな、なんて仕事のことを思い浮かべながら、趣味と仕事がこういうふうにリンクしていくのが実は楽しかったりする自分にびっくり。まあ、いいことだとは思うんだけれども。

ちなみに、今回のレイアウト作成ではこの本がたいへん参考になりました。実際的なテクニックがTips形式で44例もあり、それをふまえた上でレイアウト見本を見ることになるので、いたずらにイメージに走るだけの本よりも実践向け。

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