南の波間-コ・タオ

数日前に飛行機、夜行列車と乗り継いで、日付としては一昨日からタイ湾に浮かぶタオ島というところにいる。夜行列車は直前に買った切符で、乗ってから気がついたのだが座席指定のエアコンつきとはいえ、三等車だった。まことに三十を過ぎてからする旅のやりくちではない。

とはいえ、辿り着いた小島は風光明媚、瀟洒な伊太利亜料理屋が軒を並べるいかにも欧米人が好みそうなリゾートだ。僕らも昼はスノーケリング、夜は東京なみの味がするブルーチーズのピッツァを食べ、マッサージを受ける。タイの田舎島に来てまでイタリアンを食べていると、こういうのがスノッブで、悪くない。
いつまで続く幸せとはわからないものの、享楽は享受できるうちが花の値打ち、というものかもしれぬ、南国の夜。

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