クーリエ・ジャポンとわたくし。

クーリエ・ジャポンとわたくし。どんどん新聞も雑誌も読まなくなり、もともとテレビをそれほど見ない僕が、唯一定期的に購入しているのが「COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)」 。

記事のほとんどは海外メディア発で、日本に関する記事もまたしかり。普段見聞きする日本メディアとはまったく違う視点の、それも記事ごとに違う視点でニュースを見るのは面白いし、自身のニュースから喚起される想像力を養う良い手段になる。
日本のメディアが価値をなくしている最も大きい要因は、朝毎読産経日経、どれを読んでも紋切り型の解説と論調しかない(少なくとも、クーリエ・ジャポンの各記事よりは開きが少ない)その単調さにある。これだけの情報があふれかえる中、僕にとって必要なのは情報そのものではなく、自らの思考力を鍛えてくれる情報のrangeにほかならない。

ニュースに接する理由、それは最終的には情報を分析し、自分にとっての影響を予測するためであり、その能力が受け手に問われるわけだ。かつては情報の鮮度と量がそれを決めたが、ネットとケータイのおかげで、それは日本社会にあまねく行き渡りつつある。そのような変化の後で、このような不確実な世の中で、次に求められるのは情報の振幅なのではないか。
幅広い論調の中で、どれだけのシミュレーション=想像を自分の中で作れるのか。その意味で、クーリエ・ジャポンは大変お手軽に僕のニーズを満たしてくれる。かつてはAERAあたりにそれを求めていたけれど、残念ながら記事の品質が月とスッポンだ。

ついでに言うと、日経新聞も読まなくなった。朝は会社でNIKKEI.NET、asahi.com、Yahoo!ニュースのトピックス、業界ウェブメディアあたりのRSSをどかっとまとめて流し読み。気になれば本文へリンク。見出し以上に必要なものは、Google Newsをキーワード巡回。あとは朝晩どちらかに、テレビのニュース番組をおうちで垂れ流す。それから、いくつかのソーシャルブックもRSSで。はてなブックマークが朝日新聞的で、newsingは週刊ポストってところでしょうか。

こういうメディア摂取はたぶん僕がネット業界にいるからであり、まだまだマイノリティーなのだろうと思う。でどうなるかといえば、どんどん自分がマイノリティーになっていく気がする。マイノリティーな主張に属するということで、そのままハイリスク・ハイリターンな生き方を志向しているのかもしれない。最近どうもあらゆる意味でSettle downし続けているしがない僕にとって、譲れない一線のひとつ、だ。

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クーリエ・ジャポンとわたくし。 への1件のフィードバック

  1. やすおじ のコメント:

    ご無沙汰してます。神戸のやすおじです。
    ネット業界ではなく、一般の?メーカーで働いている僕のメディア摂取も、貴殿と似たようなものです。
    クーリエ・ジャポンには本当にお世話になってます。あとはいくつかのブログからFTやEconomistなどの
    原文リンクが面白かったり。
    ではでは。

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