亜細亜へめぐり紀行02

亜細亜へめぐり紀行022011年12月7日

本日はこれからプノンペンへ、バスで5時間の道のり。その前にモーニングコーヒー。コーヒーの美味い国は旅している喜びが増える。
そしてたまにiPhoneがデータ通信できなくなる…。これはiPhone4Sのバグっぽい。多少困りもの。
ついでに、サンダルがすり減ってきてるのも困りもの。旅先で愛用しているのは、歩いても疲れにくいコルク地のビリケンストック。しかし、ドイツ製のビリケンストックのサンダルが、いったいどこで買えるのだろうか。正規品は日本より高そうだしなぁ。
そんなこんなの旅日記を、メッセージでiPhoneから妻に送る。メッセージが増えている時間は、つまりヒマなんである。時刻表どおりに出発せず、バス待ちの時間が長い。独り旅の時間の潰し方をすっかり忘れてしまっているわたくし。

バス停にはプノンペン行きのバス会社がいくつかオフィスを構えていて、その中でも綺麗そうなバスが停まっていた会社のチケットを買ったけど、実際に来たバスはだいぶサスペンションがへたっていて、揺れる。しかしアスファルトの道を走るだけ、マシというもの。バスは現代製。ひと昔前はバスといえばベンツ、ボルボ、日野だったが、今や主流は韓国車である。

2時間ほど走ると、周囲は荒れ地と田んぼばかりのサービスエリアで小休止。肉まんを食べてお昼とする。地図で見ると、だいたい道のりの半ほどまで来た。

4時間ほどで、カンボジアの首都、プノンペン到着。バイクタクシーで安宿街に出て、Tripadvisorで評判が良さそうなナイスGHにチェックイン。プノンペン市内は3G通信なので、日本と変わらないモバイルライフが快適。
とりあえず3泊ということにしたが、荷をほどきあらためてベランダから外を眺めると、なんだか雑然としすぎて疲れそうな街だ、というのが第一印象。溜まった洗濯物も出したいのだけれど、洗濯さえ間に合えば、2泊で切り上げたいところ。
腹も減ったので、そばのインドカレー屋に。マトンカレー定食とラッシーで8$。宿代が12$なので、これはそこそこのお値段。

夜更けになってから、歩いてガイドブックに載っていたフットマッサージの店に向かう。前世紀の終わり頃に初めて来たプノンペンは、夜になると街灯もなく、外出なんてとんでもない!という状態だったけれど、今はどこにでもある、東南アジアの都市になっている。ネオンも明るいし、不審な空気も感じない。大通りなら普通に歩けるていどになっている。旅の記憶って、いいもんだな、と思う瞬間だ。
さてマッサージ屋に入ったら、間接照明の静かな店で、ふかふかのリクライニングシートにパーソナルテレビがつき、客層からしてもそこそこの高級店だった。
といって、1時間7$なんだけど。560円。円高ばんざい。

マッサージを受けながらプノンペンに関するブログを読んでいると、市内にあるSparkというクラブがイケてるという。いくら治安が良くなったとはいえ、ここはプノンペン。早めに訪れてみたら、クラブのオープンは21時とのこと。戻るのも切ないので、テラスレストランでコーラ頼んで時間つぶし。

やっとクラブがオープンしたので、いそいそと中に入る。…が、ホールの中はガラガラで、流れているのは『ホテルカリフォルニア』とかなんだが、いったいどうしろというのだろう。
そのうち地元のクメールポップスを、歌手が生演奏で歌いはじめた。こうなったら、クラブではなく、ドサの歌謡ショーに来たと思うことにした。まことに健全。バンコクより健全な雰囲気だ。

さすがにこれ以上いても面白いことは起こりそうにないので、そろそろ帰るか、と思って外に出たら雨が降っている。
おかげでかなり肌寒い。日中は30℃まで上がるんだけれども。運良く地獄に仏で、トゥクトゥクつかまえて、宿まで帰る。
トゥクトゥクの言い値は2$。値切りません。まあまあの値段なら値切らないことが、夜遊びを安全に楽しむコツと心得ておりますよ。

移動の後なのに、けっこう楽しんだな。明日はきちんと朝起きして洗濯を出しに行くのだ。

2011年12月8日

洗濯ものが仕上がる時間まで、明日のバスは待ってくれないことがわかったので、プノンペンには明後日まで滞在することにする。

今日は午前中に博物館へ。期待していなかったのだけれども、なかなかよい仏像が揃っている。そのあと、川沿いのカフェでスムージーなどを飲みながら、ゆっくりと本を読む。スムージーは場所代込みで、3.5$という破格の値段。日本と変わることがない。ちなみに朝は市場の屋台で摂ったけれど、食べたサンドイッチとコーヒーで1.25$しかしなかった。
テーブルの上に置いてあるカフェのメニューには「マグロ刺身とアボカドのゴマポン酢サラダ」という洒落たお品書きがある。この機会を逃すと、旅行中には二度と出会えないメニューではないだろうか。
To tuna or not tuna, that is a question.
悩んだ末に、ご注文。

わざわざオススメするだけあって、マグロのサラダは美味い。オシャレなアペタイザー風に供される。これで5$。ペロリと10分。
さっき乗ったバイタクも同じ10分で、1$。そんな世の中で不当に円高を貪るわたくし。読んでいるのは池上永一の「シャングリラ」。貧しいゲリラとエリート層が戦う近未来小説で、このシチュエーションにはぴったりの本だ。

せっかくなので王宮に出向いてみるけれど、残念ながら休館。代わりというわけで、プノンペン一の規模を誇るソリアデパートに行く。
おやつがわりにポテトチップとオレンジジュース、グミキャンディーを買ったら4$だった。物価水準を考えるとべらぼうな値段。こういったものは、この国ではすべてが輸入品なのだ。館内の買い物客も、明らかに外で見かける人とは身なりが違う。中産階級が出来上がるというよりは、貧富の差を見せつけるかのようなデパートだ。

ゲストハウスに戻り、お昼寝。数日の滞在で、すっかり昼寝をするクセがついた。暑い国では悪くない生活習慣だけど、そのせいでついつい宵っ張りになる。
昼間に買った中産階級ポテチで腹が膨れてしまったので、本日は晩ご飯抜き。

2011年12月9日

ゆうべはハーフパンツのボタンが取れてしまったので、何年かぶりにボタンつけなどをする。旅先で、たまに役に立つ裁縫道具。

日本のガイドブックにはトゥールスレン博物館、と書いてあるが、現地の看板では、はっきりとジェノサイドミュージアム、となっている場所へ。
ここを訪れるのは二度目。陰惨なポルポト時代の虐殺処だ。
刑務所跡にはプルメリアが咲き誇っている。花の名前を覚えるようになったのは結婚してからだな、と思う。

昼はベトナムレストランに入ったが、満足。生春巻も青いマンゴーのジュースも旨い。しめて3.5$。昨日行けなかった王宮を再度訪れるが、14時まで休館。二日続けてフラれると、さすがにどうでもよくなり、そばのカフェで読書とすることに。

二年前にカンボジアには来ているけど、それほど物価が上がった感じがしない。ドルとリエルの交換レートも前のまま。しかし円高だけは進んでいるわけで、その分財布は楽ちんである。
あとはさすが男の独り旅、久しぶりに観光以外のいろんなお声がかかる。麻薬、売春、シューティングが定番の売り込み。そのあたりの風情は、あまり昔と変わっていない。

カフェで休んでいるうちに、気力も湧いてきたのであらためて王宮に出向く。6.25$と高いが、いい建築だな。12年前のプノンペン訪問時にも見たんだろうけど、すっかり忘れている。それから土産物や骨董品が並ぶ、ロシアンマーケットを覗く。グローバリゼーションのおかげで、最近どこの街でも土産物が均一化してきた気がする。タイでもラオスでもここカンボジアでも、まったく同じバッグや人形が店先に並んでいる。

今日はお昼にぜいたくしたので、屋台で夕食。ふらふら歩いているところを呼び止められた焼きそば屋台で注文。焼きそばと一緒に卵が出てきたので、上に乗っけるオプションかな、と思い殻を割ったところ、中から茶色い汁がじくじくと染み出てきた。よくみれば、孵化寸前の卵を茹でた、インドシナ名物のホビロンではないか。
勇気を出して食べるてみると、鶏肉と卵の真ん中くらいの味、としか言いようがないな。味はそんなにグロくない。ほっとしたついでにデザートでフルーツシェイクを飲んでみたら、一口すすってドリアンテイストが口の中に広がる。屋台メシ、まさにロシアンルーレット。

一昨日行った「御足」というもろ中国系のマッサージ屋へ、また足を伸ばす。今日は液晶テレビでも見てみるか、とチャンネルをいじったら、NHKが映る。
日本のニュースを見ながら極楽フットマッサージ。旅の至福である。

さて、これからどうするかな。あてどもない旅だからこそ、予定を旅先で考えるのが楽しくてしょうがない。
明日プノンペンを立ち、とりあえずベトナムのメコン川沿いにある、チャウドックという町まで移動。うまく乗り継げたなら、その日のうちにメコンデルタのカントーへ。
そのあとはゆるゆるとホーチミンまで北上。うん、そんな今後の一週間だ。

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