亜細亜へめぐり紀行06

亜細亜へめぐり紀行062011年12月22日

さて、今日はベトナムを出国。
ちょうどフエはベトナムの南北中間地点くらいにあるのだけれど、ここから山を越え、東南アジア回廊を抜け、一路ラオスのサワンナケートへ。
スケジュールさえ合えば、そのままメコン川を渡りタイまで向かいたいところ。どれくらい時間がかかるのかわからないけれど、長距離移動の一日になるのは間違いのないところ。

しばらくはハノイへ向かう海岸線に沿って進み、ドンハーという町で小休憩。
タバコを忘れてバスの外に出たので、売店ではじめてベトナムのタバコを買ってみた。途上国のタバコはまずい煙が多くて敬遠していたのだけれども、吸ってみると、そんなに悪くはない。

ベトナムの奥に続く山道をくねくねと進み、うんざりしたころにベトナム・ラオス国境へ到着。
出国のイミグレーションで、ベトナム人たちは皆小銭をパスポートに挟んでいるんだが、これがいわゆる国境ワイロというやつだろうか。知らんぷりして通れるものかどうか、試してみることにする。
が、入出国とも、役人はスタンプフィー、とぬかし、それぞれ1$ずつ取られた。
ラオス側では、財布の中に残っていたラオス通貨を10,000キープ払い、それでOKしてもらう。前の旅行で残った小銭が、思わぬところで役に立つ。

日が落ちてから、ラオスのサワンナケートに到着。
同じバスターミナルから、メコン川を越える国境バスが出ているので、今日はこのままラオスを駆け抜け、タイに入国。
本日の泊まりはムクダハーンという街。何もないイサーンの田舎町だけれども、とりあえず地球の歩き方に情報が載っているのはありがたい。宿を探すのが楽ちんだ。

ビジネスホテルから外に出てみるが、すでに21時過ぎということもあり、レストランや食堂はほとんど店じまいをしている。
公園のそばに並んでいる屋台のうちから、ソムタムともち米で軽い食事をとる。
ソムタムは青パパイヤを細切りにして、石臼で唐辛子や酢、砂糖であえたサラダ。大好物のタイ料理だけど、本場のイサーンで食べるのは初めての経験。屋台なので特段の味がするわけではないけれど、唐辛子が効いている。
タイ料理は、やっぱり旨い。おまけに、たらふく食べて60バーツ。

街の中にはお洒落なカフェまであり、夜のカフェラテが楽しめる。なんだかOLさんの海外旅行みたいだけど、すてきです。

2011年12月23日

ゆうべ行ったカフェに再訪し、ゆっくりと朝食。そのあと、メコン川沿いを散歩して、市場を冷やかして歩く。
この市場の名前はインドシナ・マーケットと言い、たぶん船での交易だけに頼っていた時代には、内陸インドシナの物流結節点だったんだろうなあ、と想像される名前だ。

ムクダハーンからは昼過ぎのバスで、ウボン・ラーチャターニーという東タイのどん詰まりの町へ。

都市間を結ぶ中距離バスにも1等と2等の等級があり、座席がリクライニングかどうか、エアコンが付いているかどうかの違いがある。そう値段が変わるわけでもないので、1等を選ぶ。
現地では「ウボン・ラーチャターニー」のことを「ウボン」と略すのだけれども、実は「ウドン」と略す「ウドン・ターニー」という町へ向かうバスも発着しており、あやうくウドン行きのバスに乗るところだった。タイ人の発音って難しいな。

タイのバスは都市間輸送と近郊バスが分かれていないので、路肩でも細かく停車を重ね、いつのまにか立席が出る混みっぷり。3時間少々で、ウボン・ラーチャターニーに到着。

宿代を支払い、気がついてみると、本当に財布の中がすっからかん。タイバーツが1,000円ほどしか残っていない。今回の旅、2度目のお金が無い事態発生。おまけに明日からは土日という、日並びも運が悪い。
両替ができそうな場所を探すけれど、銀行が閉まると、どこにも両替をしてくれそうな店がない。タイって観光地を外れると、本当に両替ができないんだなと、観光地以外に来て初めて思い知る。
しかたなしに、クレジットカードでキャッシング。キャッシングできるようになっただけでも、世の中の進歩とはありがたいものだと思う。

現金が手に入ったので、鉄道駅まで、明日の寝台とついでにマレーシア行きの国際急行の予約をしに向かう。
明日の列車は首尾良く取れたけれど、年末年始の国際急行はすべて満席。
16年ぶりにマレー鉄道に乗れることを楽しみにしていたのだが、これでは予定を変更して、飛行機で飛ぶしかない。せっかくペナン島あたりで新年を迎えようか、などと思ったのに、予定はご破算だ。

2011年12月24日

ヒゲもきれいに剃り、デジカメのバッテリーも充電し、旅支度を整えてからチェックアウト。本日夕方六時半の急行まで、お寺でもぷらぷら巡ってみるか。

あらためてゆっくり歩くと、著名な観光地ではない、タイの変哲もない街に来るのはかなり久しぶりだということに気付く。
お寺以外、何にも見るものがないということを実感。あてもない旅人を気取っても、これが本当のタイ、と言われると、やっぱりつまらない。

昼飯を食べに入った食堂にて、少し習ったタイ語で注文。一応、タイ語だけで意思疎通ができた。
タイ語で話していると、ほぼ必ず日本人か?と尋ねられる。返事ももちろんタイ語で返す。そんなときに、ただの屋台の買い物が、ほんとうの微笑みの国になる。
タイ語がうまいねえ、とおばちゃんに言われると、お世辞でも嬉しいもんだ。

さて、急行の出発まであと一時間弱。気付けば今日はクリスマスイブで、そんな夜が寝台車の中。
晩飯は高くつくけど、食堂車と張り込むことにして、何も買わずに駅へ向かう。

列車が出発してすぐに、食堂車へ向かう。寝台車はリニューアルされているけれど、食堂車は昔のまま使われ続けていて、タイに行くたびにそのうちなくなるんじゃないか、と心配していた。
この食堂車、内装が少しだけ修繕されて、小ぎれいになっていた。まだまだ健在、ということがわかり一安心して、車窓を眺める。

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