切符を買いに駅まで外出。外国人窓口はかなりの混雑ぶりで、順番が回ってくるまで一時間近く待たされる。
と、向こう側に記憶のある顔が見える。
「あの、すいません・・・」
「ひょっとして、・・・森島??」
向こうも驚いた顔でこちらを見つめかえす。なんたる奇遇だろう。高校時代の友人とばったり再会。
「こんなところで何してるんだ?」
インドの観光地で何してるんだもないものだ。お互いに軽く近況報告をして、泊まっているホテルも告げずにその場で別 れた。よほど動転していたのだろう。
ギター君と二人でたまには旨いものを、とマトンステーキを食べに出かける。ところがただのハンバーグ。こうなると、無性にステーキが食べたくて仕方がない。