そもそも/本質的に/根本的に:オトナ語

【そもそも/本質的に/根本的に】

会議が煮詰まると必ず出る、そもそも、本質的に、根本的に、何の解決の足しにもならないオトナ語。
・・・だんだんビアスの「悪魔の辞典」みたいになってきました。

ヒエラルキーが高い人の発言か、それとも低い身分の人のそれかで受け止め方も異なります。ここポイント。

エラい人が言ったときにゃ
「『そもそも』の話なら最初に指摘しておけよ!」
「その意見は『本質的に』関係ないだろう!」
「『根本的に』あなたの理解、間違ってます」
と言わんばかりの、部下が発する醒めた空気の中、会議は空転し、

下っ端が堪りかねて口走ったときには
「『そもそも』期末だし、今さらそんなことを言われても」
「『本質的に』今はとにかく立ち上げの方が大事だから」
「『根本的に』私にはよく分からない」
と上司に実際に発言され、やっぱり部下が発する醒めた空気の中、会議は空転する。

そしてそもそも、本質的に、根本的に、この業務が本当に必要なのか、誰しも一度は考えさせられてしまう、恐るべき内省のオトナ語。

例:
「そもそも、この企画って何のためにやるんだっけ?」
「時間がないのは承知の上で、本質的にコンセプトを見直すべきだと思うのですが」
ジャストアイディアだけど、根本的な構造分析をした方がいいんじゃないか?」

最後の用例は、ただの思いつきで根本的な見通しができる神様クラスの人しか使ってはいけません。使ってはいけないのです!

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