心機一転しついでに古老の如く茶を啜る。

やっと今日あたりから、本業に復帰。実は長いこと本業と少しずれたことをしていて、それはそれでエキサイティングな仕事の醍醐味を味あわせてもらったのだけれども、東海林さだおの名言を借りれば「お肉屋さんが店先でコロッケを揚げて売っている」ていどのスキルしかないので、プロに突っ込まれるとたじたじしながらこの数ヶ月をしのいでいました。スキルアップにはいい経験になったかな。とどのつまりが、企画屋がマーケティングをしていただけなんですけれど、やっぱり「ためにする」マーケティングの経験しかないと、現実を積み重ねてエスティメイトする作業には向かないんである。仮説を持たないマーケティングって、つらい。正確には仮説を持つためのインセンティブと換言した方が適切かもしれないけれどね。やる気のやの字の問題だ。はてさて。

それで自分の企画のマーケティングリサーチを遅まきながら開始したら、引き継いだ資料だけでは足らず、結構あたふたする羽目になる。それでも何とかなるのはこの数ヶ月の苦行のおかげであって、人生に無駄などというものはないもんだのう、と、古老が茶を啜るように実感してみたりする。一見いい話のように聞こえるけれど、まあこの数ヶ月はしんどかったってことかな。僕には残業100時間がリミットということが分かり、世間の荒波を越えられないことも良く分かりましたよとほほ。

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