小田原から熱海まで25分電車に乗ったら400円もした。切符代に旅情を感じながら湯河原あたりの車窓を眺めていれば、山腹に特養老人ホームが散在している。このあたりの不景気旅館、潰れてもそういう用途に転換することができるんではないか。
熱海では温泉街の裏坂道を下り、お宮の松を見てよしなしごとを思い起こしてみた。その後「日航亭・大湯」で源泉架け流しの湯を楽しむ。かなり熱い。いい湯だが、このつくりで入湯料1000円はないだろう、というていどのところ。
駅への帰り道に、海が見える和菓子屋「石舟庵」があり、そこにはおまけに水まんじゅうののれんがひるがえっているのでついつい立ち寄り食い。水まんじゅうはもっとキンキンに冷えていてもいいと思う。ちょっぴり地元岐阜県は水都大垣の「金蝶堂」の水まんじゅうが恋しくなる。