季節の変わり目だけに少々転機があって、慌ただしく過ごしている。そんな中でも『深海生物図鑑』は手放さないことがちょっとした誇りだったりする。文字通り塵並みにささやかなものだけれども。
最近、ペットのハムスターにブラッシングをしてやることにした。換毛の季節に、抜け替わりを促進してやるためだ。
それほど厭がらずにブラッシングを受けている様子なのだけれども、ブラッシング後に檻へ放してやると必ず決まって砂浴びをする。もとが野生の動物だし、毛繕いくらいは己でやる、ってな感じにみえる。ささやかな親切は、小動物にとって余計なお世話のようだ。