夏の終わりの風物詩:宿題

サザエさんを見ていたら、夏休みの宿題に追われるカツオのお話だった。

自分の小学生の頃を思い出すと懐かしいけれど、これが中学校時分の回想になると頭はすでに安岡章太郎の『宿題』を課題図書として読まされながら宿題の出来ない劣等生として過ごした日々を思い起こしてまだ胸が痛くなる。高校生にもなったら宿題なんてどうせやらないもんだ、とわりきりはじめ、夏の宿題の催促を冬休み明けにされる学年有数の強者になりさがったのだけれども。

そんな学生時代の風物詩もずいぶんと遠くなり、で今はどうしているかというとやっぱりお仕事の締切に追われているんである。
今週末はどうしても仕上げなければならないタスクがいくつかあって、冷静に計算したところ多少のマージンを発見し、お誘いに負けるかたちで月曜の午前中にお残し。あれあれ。

三つ子の魂百までとはよくいったものだが、6・3・3の12年で培われた土壇場根性、いつまでもこんなものに頼り続ける時分がちょいと哀しい季節ではありんす。

安岡章太郎著『宿題』のあらすじうろ覚え:

宿題が仕上がらない劣等生が学校に行きづらくなり、ついには学校をサボって空想の世界に逃避するというお話。宿題と学校というシステムをメタファーにした反戦小説なのだけれども、全く別の意味で、中学生の時に読んで胸が潰れる思いをした記憶しかありません。

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2 Responses to 夏の終わりの風物詩:宿題

  1. MOET のコメント:

    私は宿題忘れ、持ち物忘れの常習犯でした(+_+)
    3つ子の魂100までとは全くよくいったもんだ!
    うわ。やば。セーフなんとかなったラッキー。の連続ですもんね。ですぐ苦しい時の神頼みをするので日常的にお願いできるように神社とかお参りしまくってますよ。

  2. 森島 のコメント:

    オトナになるとは言い訳の辻褄あわせと見付けたり。

    あ、葉隠みたいでかっこいいかも。葉隠れとはこちらご参照。
    http://www.jiyuu-shikan.org/teachers/fujioka/bushidou.html

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