東京にはほんとうの空がないと智恵子はいふ。
安達太良山の向こうに、ほんとうの空があると智恵子はいふ。
安達太良山の向こうに、ほんとうの空があると智恵子はいふ。
確か高村光太郎の智恵子抄は、こんな一節ではじまったはずだ。
まさひろだって智恵子に負けず劣らずほんとうのお空が見たかったので、安達ヶ原の真ん中、二本松で途中下車してみたけれど、
日が暮れてもう月が輝く夜空だよ!うぁぁぁぁん。(泣)
時間帯としては、智恵子抄よりもこの地に伝わる鬼婆伝説のほうが似合う気もする。さすがに今はそんな田舎じゃないんだけれども。

追記:
智恵子抄の一節、正確にはこうでした。
智恵子は東京には空がないと言ふ。
ほんとの空がみたいと言ふ。
阿多多羅山の山の上に毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だと言ふ。/(智恵子抄「あどけない空」より)