福島から20分ほどで、鄙びた飯坂の街に着く。駅から寂れた商店街を歩いてすぐ、町湯である鯖湖湯に到る。
中は脱衣所と湯船が仕切りなしになっており、湯はかなり熱い。源泉120%という感じ。つかっては外に出て、手桶で湯を浴びせながら一休み、を繰り返す。
地元客が多く、僕も隣り合わせたおじさんとお喋りしてみる。ああ湯治っぽくていいなぁ。
・・・おじさんの東北弁訛りがとってもネイティブで、話の半分もわからなかったことを除けば。
このおじさん、おまけにどうも会話の時代性がおかしくて、新幹線に乗ってきたと言ったら「ほたら、新幹線は須賀川止まるのけ、止まらね?はぁ〜。郡山はどだべ?やっぱり止まるね〜」なんて話になる。昭和レトロな気分だ。
ママン、東北ってすげぇ。