舞城王太郎の小説を読んでいて、以前も思ったのだけれども村上春樹をどこか思い出させるなあ、と感じていたら、最近の文壇にはこんな形容表現があった。
春樹チルドレン
明らかに村上春樹の影響を受けていると思われる作品を書いている作家群。
無論、はっきりと彼または彼女は春樹チルドレンである、とは言えないが、しばしば春樹チルドレンと言われる作家には次のような作家がいる。西尾維新、佐藤友哉、舞城王太郎、本多孝好、伊坂幸太郎、吉田修一、石田衣良
また、下に挙げる作家も時として春樹チルドレンと呼ばれる(こともあるようだ)。
大崎善生、三雲岳斗、滝本竜彦、乙一、上遠野浩平
トリビュート 村上春樹!参加者も春樹チルドレンといえるのではないだろうか。
古川日出男、狗飼恭子、荒木スミシ、素樹文生
ああ、吉田修一、石田衣良、素樹文生あたりは納得できるなあ。
というか、じゃあ最近の小説家で春樹と龍のダブル村上のいずれかの影響を受けていない作家ってどこにいるんだ、って話になる。毀誉褒貶かまびすしくはあるけれど、やっぱりこの二人は小説家として偉い、と思わざるをえない。