期末の散考

日経大人のOFF』2005年4月号の特集は「憧れの西域 シルクロードへ」と「極上の客室露天風呂」。顰蹙と揶揄を受けることを恐れずに言うと、ここ数年この雑誌の特集にはひとたびとなく共感をおぼえる。旅に出たいと考える身空にシルクロード特集だ。ああ、1年か2年かけてシルクロードとインドをまわり、亜細亜一周したい。こいつは、たぶん僕の中で一番大事な希望の部類に入る。そろそろ準備に入りたいところだ。

・・・とはいえ思い立ってすぐに行けるものでもなく、結局実現可能なのは「個室露天風呂」の方。去年の春に露天ではないが小洒落た信楽の湯舟がついた客室に泊まり、今年の秋には初の客室露天体験。そして今月も客室露天風呂付の温泉旅館へお出かけの予定。そりゃ金が貯まるわけがない。40~50代対象の雑誌と消費傾向が同じなのは、ひとえに道楽な親の影響だと思う。後先ってやつを考えさえしなければ、まあ似たような消費ができるというかできてしまうゆえに、ついつい消費性向100%でこのご時世を極楽トンボのように暮らしているのだ。

で、今日は仕事がひと段落したのをいいことに、月曜日からプラモデルを買って帰る。オフィスのそばにあるドンキホーテにはまるで用意されたかのように1/100スケールのシャア専用ザクIIが1箱残っていたせいだ。財布にお釣りをしまいながら、何だか仕事だけでなく余暇の過ごし方もブレーキの壊れた機関車みたいなことに気付き、けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。と独りごちてみる。

僕もうあんな大きな暗(やみ)の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。

まさか今乗っている列車が僕の銀河鉄道ってわけじゃないだろうな。このまま行くとたぶん機械惑星のパーツにされちゃうよー、と、それは銀河鉄道違いだな。おしまい。

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