亜細亜へめぐり紀行06

2011年12月22日

さて、今日はベトナムを出国。
ちょうどフエはベトナムの南北中間地点くらいにあるのだけれど、ここから山を越え、東南アジア回廊を抜け、一路ラオスのサワンナケートへ。
スケジュールさえ合えば、そのままメコン川を渡りタイまで向かいたいところ。どれくらい時間がかかるのかわからないけれど、長距離移動の一日になるのは間違いのないところ。

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亜細亜へめぐり紀行05

2011年12月16日

それほど広くはない上段寝台で、朝の6時から、スピーカーから流れる音楽で目が覚める。もちろん、ノイズだらけのベトナムポップスだ。止まった駅で、目覚めのコーヒーを買うくらいしか、車中でやることはない。

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亜細亜へめぐり紀行04

2011年12月12日

カントーでは時間がなくて見つけられなかったけれど、ここミトーでは、無事銀行で、日本円からベトナムドンへの両替に成功。ドルを経由するよりも、やっぱりレートがいい。懐の心配がなくなったところで、ようやく朝飯にするかな。
屋台でも、と思って通りを歩いてみるけれど、なぜかサンドイッチにありつけないので、諦めて川べりでコーヒー。
朝から暑くなってきたのでアイスコーヒーを頼んだのだが、そばにいたお節介な欧米人が、あれは甘すぎてterribleだと、勝手にホットコーヒーに注文を変えられてしまう、という。親切にもほどがあるよな、もう。

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亜細亜へめぐり紀行03

2011年12月10日

早起きできた。えらいぞオレ、と、独り旅でひとり自分を褒める。
荷造りして、いざベトナムへ。今日はバスとボートの乗り継ぎで、メコン川を下る国境越え。

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亜細亜へめぐり紀行02

2011年12月7日

本日はこれからプノンペンへ、バスで5時間の道のり。その前にモーニングコーヒー。コーヒーの美味い国は旅している喜びが増える。
そしてたまにiPhoneがデータ通信できなくなる…。これはiPhone4Sのバグっぽい。多少困りもの。
ついでに、サンダルがすり減ってきてるのも困りもの。旅先で愛用しているのは、歩いても疲れにくいコルク地のビリケンストック。しかし、ドイツ製のビリケンストックのサンダルが、いったいどこで買えるのだろうか。正規品は日本より高そうだしなぁ。
そんなこんなの旅日記を、メッセージでiPhoneから妻に送る。メッセージが増えている時間は、つまりヒマなんである。時刻表どおりに出発せず、バス待ちの時間が長い。独り旅の時間の潰し方をすっかり忘れてしまっているわたくし。

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亜細亜へめぐり紀行01

会社を休み、無聊をかこっていた日のおはなし。
ある日思い立って、長旅に出た。

その時は身近な人に、リアルタイムでメッセージングしていたのだけれど、あらためて読み返してみると、それなりに面白い亜細亜旅行記になっている気がするので、編集してのっけてみた。

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プレサージュ

ブログを更新するのが2年ぶりで、それも早朝ときては、なんだか大きな心境の変化があったみたいだ。そして、あったんである。

産まれてからもう数ヶ月で丸35年が経つことになるけれど、ここ数年はほんとうに人生前半戦の総決算とばかりに、次から次へといろいろなことが起こってはまた起こったなあ、とあらためて思う。

ひょんなところで出会った人と結婚した。僕を溺愛してくれた祖父母が死んだ。仕事の性質がちょっとずつ変わり、心が疲れて折れかけた。間もなく自分が守る立場になるのかもしれない出来事が起こる。終生をかけてもいいんじゃないか、という仕事の輪郭が見えだした。

どれをとっても、今までどおりじゃ無理なんだよ、と、出来事たちは僕に手を変え品を変えささやき続けて、とはいえどうすればいいものかやや途方にもくれるのが、三十五歳の曲がり角、ってやつなんだろう。

そして、たぶん誰にも内容を話さないであろうような、人生で一番ひどいだろうと確信するような悪夢を見て、さっき目が覚めた。
悪夢というものは単純な警告なのか、それとも過去の有り様を生々しく凝視させるものなのか、それとももう少し深くひとひねりしたプレサージュ(予兆)なのか、やっぱり判別がつかず茫然とする。

オチはなんにもないが、つまりはそろそろ後半戦のキックオフだな、と思う今日このごろだ、ということが言いたかっただけなんである。

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投資信託についての雑感

残念ながら、ほんとうに雀の涙ていどなのだけれども、こう見えて投資などをやっている。投資信託だけですが。

株は個人の小金でやるとせいぜい数社分しか買えないので特定企業の業績に左右されすぎるし、外貨預金はリターンがしょせん利子だけのくせに為替リスクを取らなければならないし、FXやら先物やらはただのバクチだし、金投資は何の利益も生まない退蔵だし、ということで投資信託に落ち着いている。もうちょっとお金があればETFでもやりたいところだけど、毎月数万円だと、やっぱり単元額の低さから投信になる。

投信を買い始めてからもう6、7年になるけれど、ほんとうに最初は何がなんだかわからなかった。何となく毎日値動きがあるので楽しいね、という感覚。BRICSやら資源国やら、日経新聞に出てくるワードに投資できる!…と、まあまあ能天気な投資家だったんである。それでも当時は好景気だったのである程度含み益が出ていたけれど、リーマンショックでインド株ファンドが半額になったり、痛い目にあって撤収。

人間オノレのカネで痛い目を見ると勉強もするもので、それからようやく投資信託の勉強を始めた。結果的に、投資信託なんてほとんどは手数料をかすめ取るインチキビジネス、と言って悪ければ非常に確率の低い賭けをするディーラーにチップを払ってやっているもんだ、ということを学ぶ。これ、つまり手数料の高いアクティブ・ファンドのこと。市場は巨視的に見れば合理的な存在であり、その成長期待を織り込むのは株式指数に代表される「市場全体」そのものという考え方に立てば、インデックスを構成する銘柄を、その構成比率どおりに購入するインデックス・ファンドのほうが、手数料が低く成長曲線に近似する。という理屈は「ウォール街のランダム・ウォーカー」というベストセラーに書いてあるとおり。

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世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

昭和51(1976)年の生まれなので、今年で34歳になる。気がつけば青年期はとうの昔に終わり、残念なことではあるがそろそろ「壮年」というカテゴリに入り、あと10年もすれば名実ともに中年である。結婚もして、意識的にも無意識的にも、己の立ち位置の変化を自覚せざるをえない。

日常で何が変わり始めたか、というとこれはまずもって仕事のしかたが変わり出している。ここ5年ほどの給与明細を整理していたのだけど、二十代から比べるとまず勤務時間がそうとう短くなった。確かに、タクシーで帰ったりすることが皆無だ。
それ以上に大きいのは、自分のポジションの変わりようだ。自分が与えられたタスクをどうこなすか、ということがほどほどにできるようになって、少しひと息つきながら、さて次はどういうインプットとアウトプットを心がけるべきか、なんて、自己啓発本に書かれているような通俗なことを考え出し、そんなものに結論を出すヒマもなく、「自分が成果を出す」ことに加え、「周囲が成果を出す」ことをがくんと求められるようになる。気がつけば、本当に組織人の階段を歩んでいるのだ。
そして、それは意外に難儀なモノなんだな、と痛感する。 続きを読む «世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド»

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南国の寿次第-19:Selamat tinggal! 2009/01/05

今朝も従業員がヴィラの表戸を叩く音で、一日がはじまる。毎日上げ膳据え膳でホテルの朝食だったけれど、それも今日が最後。帰国の日である。ホテルのチェックアウトタイムに、送迎の車が来ている。今回頼んだ代理店に、空港への送迎を依頼しておいたのだ。

で、ウブドから空港へ向かう途中、サヌールの海岸通りに「Jenggala Keramik(ジェンガラ・ケラミック)」という有名な陶磁器メーカーのアウトレットがあるので、そこに立ち寄る。我が家用の皿やお土産など、正規品の半額近い値段で買える。しかし日本のアウトレットとは違い、本当にB級品ばかり。釉薬に気泡が入っていたり、底の糸切りがゆがんでいたり。なるべく点数が多い品物から、程度が良いものを探すのがコツだった。

空港には昼過ぎに到着。とはいえ出発は夜の便なので、とりあえずクロークにバックパックと、土産たっぷりの紙袋を預ける。新婚旅行っぽいのは、僕らの格好よりもむしろこの土産物の量かもしれない。クロークは荷物1つあたり20,000Rp.(=¥180)と、悪名高い空港にしては良心的なお値段。

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