長崎のお話を書いたら、けっこうアクセスが上がった。ちなみに、三菱にもアクセスが多い。いいなぁ。こうやってメディアは“情報”を垂れ流し、個人の論評が膾炙していくというモードは好きです。そりゃ問題はいっぱいあるんだろうけれど。
で、僕もググってみると、
重大事件のたびナゼ?政治家失言
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040609/mng_____tokuho__000.shtml
なんてのに行き当たり、で本題そっちのけで昔の失言を読んでみたりする。
◇子どもや女性が被害者の事件に絡む政治家の問題発言◇
早大サークル集団暴行事件で
「集団レイプする人はまだ元気があるからいい」(太田誠一自民党行政改革推進本部長=当時、昨年6月)
「(酒席に)来る女性も女性。夜の2時、3時だってどういうことになるか分かるはず」(森喜朗前首相、同)
まことに色褪せることのない暴言だ。夜の2時、3時に男と酒飲んでたら、突然強姦されちゃうことが、森喜朗の自明の理なんだろう。女性の方、森喜朗とお酒を飲んじゃいけません。
昨日は想像力がうんたらかんたらと、とってつけたようなたわごとを書いてみたけれど、本当のところ、想像力の欠如は体験の欠如なのかもしれない。自らの味わった痛みを準拠枠として、僕たちは他人の痛みを想像する。彼らの中には痛みという経験があんまり詰まってないのかもしれない。そんな連中が教育について一家言垂れようとするんだから、まったく始末が悪い。
ちなみに自分のことを言えば、幸いにして強姦されたことはないのだけれども、真っ昼間の銭湯でホモのオヤジから痴漢にあったことがある。いや本当。その経験ではじめて、痴漢にあったら声も上げられないという女性の気持ちがよく理解できた。いやまったく、体験学習ってやつですか。