軽井沢からは横川行きの18時15分発最終バス。バスじたいも大混雑だが、ルートのバイパスも渋滞とのことで、くねった旧道を通る。
もう夕暮れで、鬱蒼と茂る木立ちと、その向こうに見え隠れする夕霧の山あいくらいしか車窓には映らない。途中でアプト鉄道の煉瓦橋がちらりと見えた。横川には19時前の到着。
横川駅は静かだった。僕はかつての賑わいを知らないけれど、つい10年前には通じていた線路が断ち切られている光景は、やはりもの哀しい。
峠の釜飯もこの時間では売り切れ。あとは高崎から高崎線に乗るだけ。何だか一日中列車に乗っているだけだった気もするなあ。やっぱり日帰り青春18きっぷ、ちと厳しいかな。