ラノーンでビバノンノン

朝、目が覚めたら7時30分。昨晩予約したピピ島行きならもうすぐ迎えが来る時間だけれども、外はやみそうにない大雨。それというのも、このblogのカテゴリ名を「Rainy country」なんてつけたせいなのかもしれない。blogに言霊が宿るのかどうかは分からないけれど、ここは精霊の国タイランド、ちょっぴり異国のハイテクにも魂が宿ったのかもしれない。

しばし逡巡した後、行き先をミャンマー国境の温泉町、ラノーンに変更。チケットの払い戻しはあきらめていたところ、全額戻ってきたのでびっくり。バイクタクシーをつかまえてバスターミナルへ。ラノーン行きのバスは10時ちょうど。エアコンバスで185バーツ。意外に日中は何本もあるらしく、昼間は2時間おきくらいに出ている。
まだ時間があるので、そばにある「Phuket City Hotel」で朝のコーヒー。期待せずに、カフェラッテとピーチ・デニッシュを頼んだところ、どちらもそこそこ美味い。卓上を見ると、「ホットスポット使えます」の案内。本当に、世界は狭くなっていくんだなあと思う。ちなみに夕べは「The sixteen」(名前の由来は分からないけれど、ウェイトレスはみな可愛いタイ美人だった。まさか16歳ということはないんだろうけれど)というバーでマンゴ・スムージーを飲んでいたけれど、このスムージーもクールなら、内装もクールなお洒落スポットだった。こんな店が東京にあれば通うのになあ、とさえ思う。どこにいても、日々グローバルというやつなんだろうか。

大雨の中、バスはゴムの木林を越え、たまに現れる町を過ぎ、15時30分にはラノーンに着く。素晴らしいことに雨はやんでいる。
今日は良い宿に泊まりたかったので、昨日買った地球の歩き方に載っているこの街一番の「Royal Princess Ranong」に向かう。フロントで交渉したところ、スーペリアルームしかなく、ディスカウントしても1650バーツが1100バーツになるだけだという。ちょっとボラれている気もしないではなかったけれど、まあチェックイン。

いちおうプールもフィットネスもついており、何より素晴らしいのはプール脇に温泉がついていること。浸かってみると確かに硫黄の匂いがする。ぬるめだけれども、椰子の木のそばで温泉に入れる贅沢をかみしめてみる。そして町歩き。まださすがにチェーン店はほとんどなく(それでもセブンイレブンが2軒あった)、個人商店が目抜き通りを形成していて、昭和40年代の日本はこんな風情だったのだろう、と思う。というか僕が子供のころ、近所の田舎町ってこんなのだった。すごく健全なにおいがする。町並みひとつで、僕はやっぱり癒される。

明日は小船に乗って、ミャンマーへ越境してみる予定。その前に、明日の朝はもう一回温泉だな。

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