山の彼方の空遠く

近頃、我が家のハムスターは冬支度なんである。冬眠されると困るので、近所のディスカウントストアーで4000円もするヒーターを購入してきた。脂肪分もいるだろうと、「小さいハムスター用」のひまわりの種も一日3粒に増やしてやる。「栄養満点・低脂肪」のエン麦なる副食や、「歯の伸びすぎ防止」用クッキー、わざわざ買ってくる人参。寒さに震えるアフガンの子供たちより、良い暮らしをしているネズミなんである。
そう思うことなきにしもあらずだけど、「ネズミの餌分をアフガンへ送ろう!」キャンペーンが仮に実施されたとして、我が家のネズミの餌を削ることが出来るかどうか疑問だ。しょせん誰だって身の回りの者の方が可愛いのだし、皮肉な言い方をすりゃ僕は種属に貴賤はないと芯から思っている証拠だ。

「日記才人」登録の効果はまあほとんどなく、友人の声も「投票ごときに登録する手間が要るのは面倒くさい」とのこと。けだし正論。
見も知らぬ人間のつまらぬ日常なんて、アフガンの子供より遠いってもんだ。

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