朝の6時。
ものすごく夢見が悪かった。
駅のトイレに入る。
昔ながらの樋に垂れ流す仕組みのものだった。
滑る足下に気を取られながらも、やっぱり転んでしまう。
なぜかトイレは男女共同だった。
どことなく銭湯のにおいがした。
父に呼ばれ、裏通りの食堂で会食をした。
彼の昔馴染み、学生時代からの行きつけの店。
恋人と一緒だった。
メニューにはコース料理しかない。
コース料理以外の客は、テラスの席に座ることの出来ない仕組み。
ずいぶんお高くなったもんだなと独りごちながら、父はテーブルにつく。
偶然誹謗中傷を発見したのは、やっと昇ってきたビルの一角。
エレベータを待つのも煩わしく、階段を駆け下りる。
時に非常階段は行き止まりになっていて、別の階段を探し回る羽目に。
下層階の階段は、なぜだか ∧状 になっていて、その凹凸もひどく煩わしい。通り過ぎる人々は不便さも感じるふうでもなく、平板な顔をして降りるために階段を昇っている。
風呂で体を洗っていると、母が車を出してくれるという。
いつの間にか自宅暮らしになっている。
久しぶりに日記を書いてみて、何が言いたいんだか自分でもさっぱり分からぬこのていたらく。
だって文章には、主語もないのだ。