「来年のことを言うと鬼が笑う」んだろうなと思いながらも、年末ぐらいからまたぞろタイに行きたいなと考え出して、そうすると他のことが考えられなくなる猫まっしぐらな僕の良い性格がひょっこり顔を出して、ついついYahoo!トラベルで検索したら、なんとGW期間のユナイテッド航空がもう販売を開始していて、オフィシャルサイトを覗けば予約もできることに気づいてしまう。
と文章さながらの勢いで、3ヶ月も先のチケットを予約。正規割引のチケットが諸税チャージ込み込みで7万円弱。この価格は安い。4/27出発で5/6帰国、現地滞在は丸々8日間。社会人になってからの最長記録となるバカンスでございます。曜日並びが良い連休だ、今年は。数年ぶりにピピ島あたりでゆっくりするかな。
とっても先の南国に浮き立つのに合わせるように、最近は急転直下に仕事の調子がよくて、ついつい残業。調子が良いというよりか、アサインされるプロジェクトの性格によるんだろう。仕事は絶対カネで計るな、やりたいを真っ先に考えろ、というのは人生の師匠に教えられて以来スナオに守ってきた教示かつ我がままなのだけれども、それは日々を楽しく過ごす、という、たぶんいちばん大事なことに直結しているんだろうな、と思う。今日いちにちが楽しいと、明日のことも楽天的に考えられるようになる。ほんとうに、霧が晴れるように。ちなみに師匠連は「ゼニなんてどうでもいい」と言いながらゼニに(おおかた)困ってなかったしな。だからといって僕が困窮しない保証はどこにもないけれど。
ここまで先行きを整理整頓して、それでようやく去年のことを思いかえしている。かえすがえすほんとうにひどい一年だった。それでも何とかやりすごしたかな、と思う。
渦中の僕にはまったくわからなかったけれど、今から顧みれば、三十路のしょっぱなで僕が覚えたことは「やり過ごせばよかろう」ってことだったのかもしれない。そのうち風向きも変わる。ついでに、やり過ごしながらも言いたい放題で。まるで亡命貴族みたいにね。
とまあこんな具合に三十代最初の新年を迎えて、こんなたわごとを書きたれることができるのも、好きなジャンルの好きな職種に属せているからなんだろうな、と感じざるをえない。風向き変わったところで、ぜんぜん興味の湧かない目的地にしか着かなかったら、そんな辛いこともない。
そう考えると、もう一度カネより興味、って言葉が僕の胸を去来する。僕が簡単に納得しているよりも、もっと大切なことなのかもしれない。
もちろん、同じ思いは何度かして、そのたびによく裏切られるものだってことはさすがに僕でもわかる。でも、それだっていいんじゃないか、とも思う。
こうしてぼくたちは、
絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、
流れに逆らう舟のように、
力の限り漕ぎ進んでゆく。
“The Great Gatsby”, F. Scott Fitzgerald
いやはや、もう五月の算段ですか。
ホモ・ルーデンスとはよくぞ云ったものだ。
ところで、宿代も含めた旅費総額は幾らくらい?
今立てるから五月の算段が立つんです(笑
航空券以外は、概算一日5000円ってところですかね。
学生のころはもっと少ない予算だったんですが。
タイ、いいなぁ。12年以上も前のなのか。色々変わっているのだろうなぁ。8泊のタイなんてもうむりぽ。独身貴族に憧れる。
>ちなみに師匠連は「ゼニなんてどうでもいい」と言いなが
>らゼニに(おおかた)困ってなかったしな。だからといっ
>て僕が困窮しない保証はどこにもないけれど。
そりゃーあーた。凄く大きなゼニと大きなゼニの中から一番好きなのを選んでたんでしょうよ。今は、少ないゼニの仕事から選ばなあかん。
独身貴族でございます。もうそんなこと言ってる歳ではないんですけどね…。
僕も中くらいのを選べるといいなぁ(夢見がち
ピンバック: 鄙からの発信