帰りは八戸線の終点、八戸駅で下車。そこからはバスに乗って15分ほどの位置にある「八食センター」へ。
観光客向けの市場には違いないけれど、揃っている魚や貝はさすが青森県。新鮮で種類も豊富。タラバガニとかマグロを買わなければ、だいたい地物が手に入る。
ここには2時間200円(1人)で七輪を借りられるスペースがあり、市場で買った魚介を炭火で焼いて食べられるという、なかなかツボをついた施設が用意されている。で、早速カキやホタテを焼いてみたけれど、まことにうまい。身が厚いだけあって、したたる汁まで残さず吸い取ってしまう。
さて、おみやげもいろいろと買ったけれど、特筆すべきは地元三陸海岸産の塩うに。これはうにを塩漬けしただけで瓶詰めしたもので、土産で買ううにならこれに限る。ほとんどの店では輸入物の練りうにしか取り扱っていないけど、市場の奥のほうで、ひっそり売っていたのを探しあてて購入。ひと瓶1,500円はお得だ。ちらりとこういうものの好きな父親の顔が浮かんだけれど、買って送って「うになら夏の旬モノにかぎる」などと講釈たれられるのも業腹なので、ご自宅用のみ。
帰りの新幹線に乗るころにはようやく雪が降ってきて、小春日和の旅行もおひらきとなる。八戸、まことに美味礼賛の良いところであった。
いえいえ、決して業腹な思いなどさせないと思いますよ。
とても有り難く頂戴することであろうと拝察することです。
昨秋に気仙沼大島で同様の品を求めましたが、
塩加減が絶妙で、とても美味でした。
ところで、鉄ヤンの「タワゴト」氏は兎も角、
エアコン無しの八戸線に付き合うパートナーはお疲れ様。
美味飽食・雪中三昧で御納得でしたか。
それはまことに惜しいことをいたしました。
次の機会には買い求めてまいります(笑)
美食が多いみちのくにつき、同行者も満足の二日間でした。よいものですね。