ブログのお作法からweb 2.0へ帰納

ブログのお作法からweb 2.0へ帰納ブログのお作法、って何だか昔流行った「ネチケット」みたいなものだけれど、僕個人としては「トラックバックを送ってきたのにそっちからのリンクは無しかよ」ってのが、実はブログ書いていて多少ひっかかっている。まあ、「トラックバック返し」みたいな不文律があったりするのでいいか、と思うのだけれども。
ちなみに、僕はトラックバックするときにはほぼ100%文中リンクをしてます。ある種の礼儀でありGive and takeかなと。P2P的ポリシーのコンテキストでいえば、一方通行よりインタラクティブな方がユーザのためだという言い方ができる。

こんなこと考えている人、他にもいるのかなぁと思ったら

テクノラティの件 (プロスノーボーダー渡部ルミ ヒトリゴト言いっぱなし)

こちらのサイトから人が流れるのは別に逃げていくわけじゃない。ここを通ってその先に抜けていくだけだから。あちらからこちらへのトラフィックは全くないが、もともと縁のないものだと思うしかないでしょう。トラックバック返しはする気はありません。
(部分引用)

感情的にはまったく同意。で、こういうことをテクノラティという一応blog界=web 2.0的業界の注目会社がやってることが何だか情けない。

もう少しロジカルなお話しになると、上記エントリに紹介されていた

言及リンクのないTrackBackの何がいけないのか(ただのにっき)

もちろん、「じゃあリンクすればいいのかよ」とばかりに、単にサイトAにBへのリンクを追加しただけでは、この屁理屈に皮が一枚加わるだけである。記事中できちんと「言及」し、密接に関連するかどうか吟味した上でTrackBackする。この過程があるかどうかで、(サイトB管理人を含む)読者にとって価値のあるリンクが生まれるかどうかが決まる。言及リンクをすることで、TrackBack先を吟味するチャンスが生まれるのだ。TrackBackには、そういう熟考の成果が含まれて欲しいものである。

単なるアクセス数アップの手段として、独りよがりの屁理屈で送りつけられるTrackBackは、TrackBackの技術的な上っ面だけを見た、底の浅い利用例である。原子力という技術を使って原爆作ったっていいじゃん……というのと同レベルだ。技術の応用にはもっと頭を使って、結果をじっくり想像してもらわないと。
(部分引用)

まったくもってそのとおり・・・と、こんなふうに行うトラックバックが、せめてアルファギークの間だけでも守りたいポリシーに基づくんではないかと自己満足していますけど、どうでしょう。

トラックバックという仕組みじたい、一方通行の片務供与(トラックバック『した』方のtake and take)だから、そもそもイノベータ・アーリーアダプタ以降の業界外・非ギーク的な人にとってはよく分かってない「アクセスアップツール」になっていて、半ばスパム的なトラックバックに対してブロガーの大半はある程度を諦めていることだろう。
とはいえ、コンテキストを無視してblogサーチでひっかかったところにとりあえずトラバするみたいなユーザがトラックバック利用の大半になってしまえば、すでにブログ⇒セマンティック・ウェブみたいな理想的な進化はそこで止まる。勝手リンクが意味的融合につながる可能性はゼロだ。

web 2.0とかLong tailとかP2Pとか、いろいろ言われているけれど、エンド層が水平的なリテラシーにあることを前提として作られたツールは、おそらく次世代においても何の意味もないのだろう。そこでそれを機械的なアルゴリズムで選別していくというGoogle的な動き、その上にソーシャルメディアをフィルタとして使い、「より多くの人が支持するものはより適切なコンテキストにある」みたいな絶対民主主義的な動きに発展していくのだろう。その中で、『C/Sモデル⇒P2Pモデル』、局所的には『誘導とユーザフローのサーチエンジンハブ依存⇒トラックバックによるLong tail同士の結合』という潮流をネット情報で実現するため、トラックバック的な機能がどういう進化を遂げるのか。で、その中でハブとして君臨することで情報フローをマネタイズしてきたポータルがどう動くのか。

まだまだこの世界は動きそうな気がする。正直楽しみなところ。

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