バックパック噺

バックパック噺いちおう、旅行者の分類で言えば「バックパッカー」の所属になる。もうここしばらくは水シャワーの宿にほとんど泊まらないし、平気でタクシーに乗るようになったし、レストランにも出かけるし、この間は1等寝台で移動したし、・・・そもそも極端な貧乏旅行はしないけれど、それでも自分でスケジュールを立てて安宿に泊まり陸路移動して屋台メシが主食なら、まあバックパッカーの端くれということで。

で、実は肝心のバックパックが数年前から壊れたままで、修理に出すのが面倒くさくてそのままにしてある。フレームが歪んだせいでキャリーの取っ手が閉まりにくく、あと一部のジッパーが壊れている。もう7年も前、インド旅行のときにサザビーで買ったバッグだけれども、キャリーがついているバックパックは珍しいので大変重宝している。

と思っていたら、アメリカにあるイーグルクリークという会社の「スイッチバック モジュラー」というバックパックが、

・そこそこ頑丈なこと
・キャリー付きであること
・鍵がかけられること
・それなりの見映え

という条件を満たしていることを発見。これ、かなり欲しい。

参考:
http://www.arukikata.co.jp/shop/list/162.html
http://www.go-lands.com/shopping/equip/eagle/switch_max25.html

とはいえ、実は新品のバックパックを背負って歩くというのは、旅の初心者と思われるおそれが高く、実利的には盗難その他の被害に遭いやすくなり、面子的には他の旅行者に対してカッコがつかないのだ。それに何より、インドの山奥もカンボジアの水路も歩を共にした7年ものの「相棒」を、弊履を捨てるがごとくに別れることも忍びない。なので、悩む。

バックパックの販売店では「最初からいいものを買うことをおすすめしますよ」と言われるけれど、これは使用経験者としても本当に頷ける。時が経てば経つほど、旅の砂塵にまみれたバックパックこそが、ほかに替えがたいものとなっていくからだ。

と、ここまで書いて、これはカバンにかぎった話ではないな、と思う。長い付き合いのなか、条件だけで比較判断して乗り換えたりしてはいけないもの、を、ちょっと考えただけでも2つほど思いついた。よくよく思案してみれば、人生ってそういうものを増やしていく道のりなのかもしれない、などとこましゃくれたことも感じてみる、三十回目の誕生月でした。

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