これで完璧・MovableType 3.34インストール覚え書き

父親のブログ「鄙からの発信」をDreamHostでMT化したときの覚え書き。

1:アーカイブ・マッピング
デフォルトの設定だと階層が深くなりすぎるなど不都合があるので、
 エントリー・アーカイブ:.php
 日付アーカイブ(月別):monthly/%y%m.php
 カテゴリー・アーカイブ:category/.php
に設定し直し。とはいえ拡張子を見てのとおりすべてダイナミック・パブリッシングなのでどうでもいいかも。スタティックの場合は、ここのカテゴリ設定をきちんとやれば、ファイルがまとまっていいかも。アーカイブ名称はタイトルなどに左右されないものにするほうがいいかな、と個人的には思います。

2:プラグインのインストール
とりあえず、何はさておき「BanASCII」を入れる。まだほとんどのSPAMコメント・トラックバックはシングルバイト圏のものなので、これで大半は防げるはず。

3:アーカイブページの分割
最初は「MTPaginate」プラグインで、長くなりすぎる全アーカイブページとカテゴリー・アーカイブページを分割する予定だったけれど、このプラグインは分割対象ページがダイナミック・パブリッシングだと対応していない…ことがわかりました。ショック。
ページ分割の選択肢としては
 a:スタティック+MTPaginate
 b:Perl版ダイナミック・パブリッシングDivPages
 c:ダイナミック・パブリッシング+MTすっ飛ばしてSmartyで叩く
になるみたい。なるほど、MTのバックはSmartyだったのか。
一番スナオなのは(a)。ただ、管理の都合上ダイナミック・パブリッシングにしておきたい、とか、せっかくのデフォルトダイナミック・パブリッシング使いたい、とかを理由に(c)に決定。とはいえ、Movabletypeのダイナミック・パブリッシングは評判悪いんだよなぁ…。

参考にしたのはこちらのブログ。
カテゴリ・アーカイブをページ分割しました(買い物ログ)
分割でお願いします(invisible blog)

ソースは「invisible blog」さんあたりを見てもらうことにして、カテゴリー・アーカイブの総件数は、5行目の<$MTCategoryCount$>で取得しています。全アーカイブページ用にするためには、ここを<$MTBlogEntryCount$>に。月別アーカイブは特に分割していませんが、たぶん<MTArchiveCount>で取得できるかと(未確認)。

4:Widget Managerをフル活用
なぜかデフォルトでは、メインページ以外のサブカラムがWidget Managerを使っていないので、すべてWidget化。一部のWidgetはテンプレートの種類ごと(メイン、個別、日付、カテゴリー)に作成。全ページをダイナミックにしておくと、Widgetが最新の情報を表示してくれるというのもメリット。

5:ナビゲーションの追加
デフォルトのテンプレートだと、前後・メインページへのリンクが画面上部にしか追加されません。長くなるエントリーではいちいち画面を逆スクロールさせないと移動できなくなるので、リンク部分のテンプレートをコピー&ペーストして画面下部にも追加。

6:Pingサーバの登録
とりあえず以下に飛ばせば、ほぼ日本語ブログとしては網羅できるのでは。
http://api.my.yahoo.co.jp/RPC2
http://blogsearch.google.co.jp/ping
http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC
http://rpc.technorati.jp/rpc/ping
http://ping.blogmura.jp/rpc/
http://www.blogpeople.net/servlet/weblogUpdates
http://bulkfeeds.net/rpc
http://ping.rss.drecom.jp/
http://ping.bloggers.jp/rpc/
http://ping.namaan.net/rpc/
http://ping.blog360.jp/rpc
http://ping.ask.jp/xmlrpc.m

7:(おまけ)文字サイズ切り替えWidgetを作成
prototype.jsを用いたフォントサイズ変更スクリプト(Ogawa::Memoranda)を参考に、文字サイズを変更し、かつCookieで記憶するWidgetを作成。OgawaさんのところにおいてあるScriptだと、なぜか35行目の改行コードが引っかかるので、

].join(“\n”));

].join(“ ”));
(空白は全角スペース。それも良くない気がしますが…)

に変更。

Widgetはこんな感じにしました。

<div class=”module-archives module” id=”fontchanger”>
<h2 class=”module-header”>文字サイズの変更</h2>
<div class=”module-content”>
<span style=”text-align: center;”>
<script type=”text/javascript” src=”********/prototype.js”></script>
<script type=”text/javascript” src=”********/cookiemanager.js”></script>
<script type=”text/javascript” charset=”utf-8″ src=”********/fontchanger.js”></script>
<script type=”text/javascript”>FontChanger.start(‘ID’);</script>
</span>
</div>
</div>

MovableTypeでStyleCatcherなんかを使っている場合、デフォルトの設定のままだとエントリー本文しかフォントサイズは変わりません。たぶんCSSじたいを見直す必要があるけれど、面倒くさいのでとりあえずこのまま。

あとは既出の以下2点を。

8:バグフィックス(3.32以降)
・「mtdb_base.php」を修正して、「MTPrevious***」「MTNext***」タグが使えるように。

9:ファイルのアップロード・パスを設定。
これはプラグイン「UploadDir」を使った方がいいかも。システムファイルやテンプレートファイルには、バージョンアップを考えればあまり手を入れたくないので。

以上、備忘録。とはいえ誰かのお役に立つと嬉しかったり。

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2 Responses to これで完璧・MovableType 3.34インストール覚え書き

  1. Hina-Rea のコメント:

    この辺りのことは、「Life is beautiful」-「ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている」記事と気脈が通じているみたいです。http://satoshi.blogs.com/life/2006/03/post_8.html
    私もソフト作りの基本はセンスだと思いますし、良いプログラムは美しいと思います。

  2. もりしま のコメント:

    この場合は「どう使うか」なので、「どう作るか」を述べた「Life is beautiful」に比べられると汗顔の至りです。

    しかし、うまく使うことを前提にされたプログラムをいじるのは楽しいですね。華麗なレシピの一端に触れた気持ちです。

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