夢日記1997

 友人Uが葉月里緒奈とつきあっている。僕は電柱の陰からそれを見て、「後をつけなければ」と使命感に駆られたので、見つからないように苦労しながらも彼らの後ろを歩く。どうも葉月のマンションに行くらしい。階段の途中で停電が起こった。これで見つからないと安心して彼らのそばにいくと先輩Nがいた。暗闇の中葉月の部屋のあるフロアーに4人でたどりつく。葉月の部屋はそのフロアーの一番奥にあるのだが、そこまでの部屋の全てが新興宗教らしく、あやしげなお経や光が漏れている。葉月の部屋のドアを開けると、彼女の部屋では葬式をやっていた。黒づくめの喪服を着た人たちが大勢いて祭壇に向かってこうべを垂れている。棺桶のすぐ横では先輩Tがウィスキーグラスを片手に、みんなに説教をしていた。


 海辺の岸壁で、ちょうどコンクリートの護岸がよい具合の傾斜になっていたのでそこに布団を敷いて寝た。
冬なので結構寒い。電車の線路があったので、それにそって歩けば大丈夫なんだと思い、ずっと歩くと駅に着いた。しっかり列車が停まっている。
ホームに上がり、待合い室で女の子を捜す。さあ出掛けようと列車に乗ろうとするが、その子の横から彼女の母親が顔を出し、こんな時期にどうして出掛けるのか、僕に詰問する。小柄で大きなメガネをかけたいやなばばあだ。「誰とどこへ行くのかはっきり言いなさい、ってうるさいの」と女の子が困ったように言う。「1月3日っていうのは、ちょうどこれから出掛けるには結構暇があって第一空いているんですよ」と答える。論理の整合性に自分でも満足した。でも、列車のドアが閉まって発車してしまった。時刻表を見ると、これが八戸行きの最終列車だ。ここは三陸海岸。計画がつぶされたことに腹が立ち、女の子に詰め寄る。
 家族で札幌で待ち合わせをしたので、札幌のホテルに行く。吹き抜けのロビーに面 した高層階のきらびやかな喫茶店で、旅行中何を食べるか話し合う。かに。うに。ジンギスカン。
「ラーメンも食べなきゃ」と僕がいうと、母さんが「ラーメンは2日目の昼にもう決まっているでしょ」と怒る。僕もむっとした。
 僕の部屋のベッド(結構高い)から恋人に突き落とされる。半身不随で下半身が動かない。死ぬのと生きるのとどちらが苦しいか、結構真剣に考えた。


 じいさんばあさんとカルカッタに行ったそこの地下鉄の終点の庭園で観光をするのだとガイドが言って目つきのわるいインド人から守るように僕の左右をかためている。
 庭園は砂で高低をつけた見事な幾何学紋様で大きいタータンチェックのようだそれに感動して家に帰り僕は大広間に布団を敷きつめてそこに掛け布団で高低を調節したら立派な幾何学紋様ができたついでに小説家とその作品から見られるその心理という大作論文を仕上げて先生に見せたら僕だけ「特別 に素晴らしい」というお褒めの評と一緒に砂漠のラクダの絵が送られてきた先生の鉛筆書きの直筆。
 布団を敷き終えてから自転車で家を出る途中で高校時代の演劇部のあこがれの先輩に会う昔も仲がよかったので久しぶりだと挨拶してそのまま会話がはずんでディナークルーズに乗りタラップを上がりペッティングをしていたら高校生に見られてからまれるので一喝したらどこかに行った。
その後ホテルに行こうということになるから「僕金ないっすよ」といったら「あたしがもってる」というのであとで払えばいいやと思ってついていくとそのホテルに併設のケンタッキーにはいるけれどもお金がないので注文をせず無料のオレンジティーをコップに注いで席につくと恋人がいて太ももが太くなっていやですねえと二人で見せあいをしている。
その横でテーブルの上で裸の男が肛門を見せて寝転がっている汚らしくていやだったがシロアリの巣のようにうごめく肛門は真っ白だった。


 ワタリガニが腹からオレンジ色の卵を吹き出しまくるという夢を見たのがいけなかったのだ。あまつさえ僕はそれを食べてしまった。味は覚えていないけれども、それからどうも調子がわるい。夢の中で食物を摂取するというのは、自分のイメージを食べることになる。自家中毒でも起こしたのだろうか。


 懸賞があたりまくる夢
 恋人が野球のチケットを手にいれた(これは事実)。店でディズニーランドのツアーが当たってしまい、どうしたものかと考えていると、まtまた彼女が「北海道旅行ペアでご招待」を当てる。どうしたものかと二人で鳩首協議する。


 チェイス
 コマンドーにおいかけられている。僕と関わりのあった女の子たちあるいは関わっている女の子が黒服に身を包み僕を追い回す。銃を突きつけられたのは少しハイソなレストランだった。そばにいた親子連れの、幼い女の子の方に向かって、「もう僕には過去しかないけれど、君には未来がいっぱいある」と語りかけた。「どういう意味?」と無邪気な女の子の問いかけに、いらだちながらも涙する僕。


 肉体は僕のもの
 僕は死体になった。だけれども、弟と恋人は、「別に普通に見えるよ」と言う。そんなはずはない、と思ったけれど、確かに体は動く。だんだん周囲からも見えなくなっていくらしく、透明感を感じた。死体になっているくせにこの清楚な気持ちはなんだろうといぶかしく思った。疑念がわいたとたんに、体が青黒く変色し肉が垂れていく。あわてて意識を平常に保とうと焦った。そうだ。僕の気持ち一つで僕の肉体の感触は変化するんだ。周囲の人は、既に声でしか僕を認識できないらしい。困った。寂しい。

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