地震があってびっくりした。
真っ先にパソコンを押さえたけれど、家には3台のPCがあるのでどれを押さえればよいのか躊躇した。ていうか、バックアップメディア欲しい。地震火事の時にすぐ運び出せるよう。
・・・数年前に同じことを考え、CD-Rを買ったけれど、結局バックアップなんてしなかった。ガワの問題ではなく、心がけだ。とどのつまり。
何気なくテレビを見ていると、英語教室に2歳児を通わせる母親が大写し。2歳児かあ。僕の2歳は『ぱーぱ』とか『まーま』とかだっただろう。初めて喋った言葉は、僕も英語だ。おお。
さておき、母国語での会話もおぼつかない幼児に、わざわざ金払ってまで英語を習得させる意味ってあるのだろうか。
拙い英語でお遊戯をする我が子を横目に「これからはやっぱり英語だしー」なんてレベルの日本語を話す母親の姿は、子供への教育熱心さを想起させるよりも前に、ご本人の教育レベルの貧困さをうかがわせる。インフェリオリティ・コンプレックス丸出し。
こういうことをさせるのは、母国語がしっかりしてからでも遅くはないと思うのだけれども。
そういう僕は海外では恥ばかりかいてきたので、偉そうなことを言える義理ではない。グアムではイミグレーションで係員に天を仰がれたし、デリーではアメックスの受付嬢に馬鹿にされるし、寝台列車の中では会話に付いていけなかったし、ジープで乗り合わせたイギリス人のジョークがさっぱりわからなくて愛想笑いしてただけだったし。
2歳児ではない僕としては、そろそろ何とかせねばならぬ。
こればかりは心がけではなく、確かに修練も必要かもしれない。