前から見たかった『猫のホテル』の新春公演を見に行く。異父兄弟が母親のあしあとを探す、というところから物語ははじまり、ほぼほとんどはその母親の若き頃のシーン。漫才師に弟子入りした彼女が見た人間悲喜劇、という仕立てで、テンポも良く飽きさせなかったのだけれども、・・・オチがない。この劇団の芸風を知らないので何ともいえないけれど、ラストにもう一ひねりしたら良い芝居に化けたんではないかと思う。残念。
ちなみに劇場は下北沢のザ・スズナリで、こちらも前から行ってみたかったホール。久しぶりにほんとうの小劇場に足を運び、舞台との距離が近いことからくる一体感を堪能。