ガンダムをテーマにした現代アートの数々。いろいろなところで言われつくしているけれど、やっぱり一番衝撃的なのは最初の展示。ポルポトの虐殺を想起させる髑髏のピラミッドと腐乱死体の山をわき目に、椅子に腰掛ける連邦軍の女性士官。解説にもあったけど、初代ガンダム世代としてはマチルダさんに見えてくる。戦場に咲く毅然としたバラのような彼女をオマージュして、戦争の残酷さを描くことにはインパクトがあった。
そのあともひととおり展示を見たけれど、どうもニュータイプ=サイケみたいなアートが多くて、館内を出たときにはずいぶん頭がくらくらした。
■GUNDAM-来たるべき未来のために-
公式サイト
開催:2005年11月6日(日)~12月25日(日)