ぶらり八戸-01:八戸小唄寿司

物好きにも、真冬の八戸に来ています。JR東日本が、往復新幹線にホテルつきで2万円ちょっとのパックを売り出しており、向こう見ずに夫婦で出立した次第。

幸い暖かい日で、それほど堪える寒さでもなかったが、かわりに強風の架線事故で新幹線が30分遅れ、八戸から東北本線に乗り継ぎ三沢に着いたら13時前。
次に乗るローカル線までは1時間も待たされるので、八戸で買っておいた名物駅弁「八戸小唄寿司」を食べる。

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「主な責任は若い世代にある」

失言内閣の中でも香ばしすぎる失言がまた誕生。

「小渕氏は子供産んだから担当相になれた」自民・笹川氏
自民党の笹川堯総務会長は6日、松江市でのパーティーであいさつし、小渕優子少子化担当相の担当相就任理由に関して「なぜなれたか。子供を産んだからですよ。もし結婚して子供がいなければ『おまえ(少子化対策の)方法は分かっているのか』と言われますよ」と述べた。笹川氏は「私は孫が14人。本当なら私が担当相になったかもしれない」とも述べた。さらに、島根県の人口減少に関連し「努力しないと増えませんよ。近ごろの若い人はどうも努力が足りない」と述べ、主な責任は若い世代にあるとの認識を示した。

笹川氏は共同通信の取材に対して「子供がいなければ駄目という意味で言ったのではない。小渕氏のように子供がいればより説得力があるという意味だった」と述べた。

二世、三世議員の誕生と格差拡大って、つまりリーダー層の現状認識と一般人のそれが悲しいぐらいまでに乖離することを生むのだということを痛感。内閣内の世襲議員比率と失言数をトレースしたら、たぶん一致するんじゃないかなと勝手に想像。

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流れに逆らう舟のように、力の限り漕ぎ進んでゆく

昨日、会社を早引けして区役所に行ってきた。

久しぶりに印鑑がぺたぺたあちこちに押してある書類を提出し、窓口をいくつか回るうちに、秋の夕暮れがあっという間に夜へと変わっていく。そんな11月7日。このたび入籍いたしました。

実感もないなか面映いばかりだが、何にせよ目出度い。来し方行く末のことを考えてみて、もちろん憂鬱な現実や未来だってたくさんあるのだろうけれど、そんなに『日常』って悪いもんじゃないよね、と思うようになってきた。

希望とは、そういうありふれたささやかな思いなのだろうと思う、妻帯者初日の未明。

こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れに逆らう舟のように、力の限り漕ぎ進んでゆく。
“The Great Gatsby”, F. Scott Fitzgerald

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庶民のざいてく所感。

結婚を控える今日この頃なのだけれども、ここしばらくの金融パニックで保有していた投資信託が暴落中。インド株ファンドは半額近くまで目減り。TOPIXも債券も全面安で、とりあえず思ったのは「外貨預金してなくてよかった」ということ。…よく考えてみれば、株式市場の下落率よりまだ米ドルかユーロの方がマシだったわけだが。

まあ、長い目で見てインデックスファンド+新興国ファンドに投資しているわけなので、保有し続けていればいいことあるかなあ、と根拠なく考えてみることにする。で、さらにちまちま買い足しているけれど、ドルコスト平均法的には正しいんだよなあ、とこれまた根拠ない考えには違いない。たいした額でもないので真っ青になるような状態ではないけれど、やっぱりへこむ。

個人的には米ドルがそのうち暴落して、ついでに米国債保有国の日本も円安に巻き込まれるというシミュレーションをしていたのだけれど、気がついたら円独歩高である。前述の確信に基づいて、外国株も債券もすべて為替リスクヘッジなしにしていたおかげの泣き面に蜂。いやはや、ハイリスクハイリターンという言葉を初めて実感。

とはいえ、庶民の資産形成ということで、しばらくは止めずにやってみたい所存。

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助走期間

本日は銀座までお出かけ。ようやくマリッジ・リングを購入。

Heldin Held(ヘルディンヘルト)というドイツリングのブランドで、銀座の直営店にて。いろいろなブランドを見てまわったけれど、質実剛健のドイツリングは、この先の長い道行にふさわしいんではないかと思った次第。鍛造リングなので丈夫かつつけ心地が滑らかなのも良い。

そのほかの準備もほぼつつがなく完了。ウェディングは専門代理店、家族の旅行と本人のホテルはJTB、本人は航空券の期間を延長したいので別の代理店に依頼。ハネムーンとしましてはジャワ島のホテルはネット予約、ロンボク島行きの航空券とホテルは現地の日系代理店、ウブドのヴィラは仕切り値が安かった別の現地代理店。モザイクみたいにつなぎあわせてひーひー手配する手間を考えると、確かにどこかへ丸投げするのもありだなあと思うけれど、このあたりは企画屋気質のなせる業だ。

12月の20日から、翌年1月7日まではまるっとインドネシア滞在。このご時世、サラリーマンとは思えない長旅になりそうだ。バックパック背負って高級ホテルを泊まり歩くのも乙なものかな。

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子羊の思春期

安藤裕子:「み空」がiPodでヘビロテ中。近年聞いた女性シンガーでは出色。アルバム「Merry Andrew」は購入をぜひおすすめ。

立ち止まってくれる程 時の流れは甘くはないわ
そこに迷う子羊よ 酔いしれる前に気付くといいわ
かすむ声を張り上げて 縺れ歩んで行く他ないと
傷はなめて癒えるもの 脹んだふりなんて見せつけないでよ

新規企画1本、大幅リニューアルプロジェクト1本、小さな案件3本、社外交渉3本、部署横断タスクフォース案件3本がただいま抱え込んでしまったお仕事で、指折り数えあらためてブログに書くといささかアンニュイだ。

ついでに結婚式+新婚旅行の手配がそろそろ佳境、家計の管理やら投資やら。これだけやってなおかつ家事手伝い…ということになると鬱病まっしぐらなので、今のところはありがたくほぼ免除である。

仕事はあるし結婚はするし、何に困るでもなく、客観的に見て幸せな状況だと思うけれど、だから文句も言えぬ、そういう現実に埋もれるのが男の三十代なんだろうか。そんなふうに、ちょっぴり切なさを噛みしめる、まだまだ稚気抜けぬ夜半のわたくし。

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iPod touch

帰宅したら、同居人が応募した雑誌の懸賞が当たっていた。なんと賞品はiPod touch。
彼女は自分のiPodもほったらかしなので、さほど惜しむ風もなく僕に下げ渡された。これはけっこう嬉しい。仕事の疲れも吹き飛ぶってもんだ。

もちろんiPhone相当のOS2.1に有償アップデート。それで地図をいじったりアプリをいろいろダウンロードして遊んでいたんだけれど、ものの一時間でこの便利さに感動する。そして、iPod touchが手に入ったにもかかわらず、この便利さがEverywhereな状態になるのはさぞかし素晴らしいだろうと思う。

…つまりは、iPhoneが欲しくなったんである。困ったもんだ。今さらながら「自分のものとして触る」ことで、はじめてiPhoneのすごさを体感できた。したり顔の前に、身銭を切ってみることも大事だなあと思う今日この頃。(でも高いのでしばらくは買わない予定…)

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クーリエ・ジャポンとわたくし。

どんどん新聞も雑誌も読まなくなり、もともとテレビをそれほど見ない僕が、唯一定期的に購入しているのが「COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)」 。

記事のほとんどは海外メディア発で、日本に関する記事もまたしかり。普段見聞きする日本メディアとはまったく違う視点の、それも記事ごとに違う視点でニュースを見るのは面白いし、自身のニュースから喚起される想像力を養う良い手段になる。
日本のメディアが価値をなくしている最も大きい要因は、朝毎読産経日経、どれを読んでも紋切り型の解説と論調しかない(少なくとも、クーリエ・ジャポンの各記事よりは開きが少ない)その単調さにある。これだけの情報があふれかえる中、僕にとって必要なのは情報そのものではなく、自らの思考力を鍛えてくれる情報のrangeにほかならない。

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ミニノートPC比較

最近とみにアツいのが格安のモバイルPC。ミニノートPCとかネットブックとかUMPCと呼ばれるカテゴリだけれど、いずれも1kg前後の重量で価格が5万円ちょっと。正直、iPhoneに大金をつぎこむなら、この手のPC1台とイーモバイルでいいんじゃないかと思う。

で、具体的に検討開始。以下は備忘録代わりのメモ。おそらく同好の士も多そうなので、参考になれば。

umpc_asus.jpg umpc_hp.jpg
(Asus Eee PC 901-X / HP 2133 Mini-Note PC)
umpc_msi.jpg umpc_acer.jpg
(MSI Wind Netbook U100 / Acer Aspire one)

umpc_lenovo.jpg umpc_dell.jpg
(Lenovo IdeaPad S10 / DELL ?)

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Google甘いか苦いか

Google Mapsに「ストリートビュー」機能が追加された。

見てみると、僕が学生時代を過ごした神戸の街もしっかり対応している。よせばいいのに、昔を思い出しながら、しばらくキーボードをかちかち、画面をくるくるさせて見ていた。
あの懐かしい光景をモニタ越しに眺め続けると、いつのまにか脳裏には山崎まさよしの「One more time , One more chance」がリフレイン。たまらず、ほんとうにYoutubeで山崎まさよしを聞く。 僕の胸に、ちょっと苦しいものがこみ上げてきて、そして少し涙ぐむ。

あのときがそのままここにあるわけではないけれど、あのときへの引き出しならば、間違いなくここにある。目の前のモニタに。手の届くところに。

と、ここまでは良い話なのだけれど、ちょっと冷静になって考えてみれば、まことにGoogle帝国の怖いことよ。
彼らは検索連動やコンテンツマッチで僕のニーズを知り、それからMapsやモバイルで場所を把握する。
次に来るのは時間。いつ、なにをしていたか。その次は感情。僕が夜更けにバラードを聴きながら神戸の地図を見ていたことも、きっと彼らはいつかパターンナイズしていくのだろう。

僕の思考様式というモノ、いつかGoogleのサーバによって解析されることになるのかもしれない。

10年くらい経ったら、辛いときにはいきなり神戸の昔のストリートビューが画面に表示され、山崎まさよしが流れる時代になっちゃうのかもしれない。それが便利なのか、はたまた帝国がココロの内面に進軍することなのか。僕たちはまだ無自覚なまま、あまりの便利さに流されて自分を売り渡す日々を過ごしているのかもしれない。そんなわけで、今日僕は、はじめて奴隷の快楽をまざまざと思い知ったのであった。

…あれ、甘酸っぱい話を書いていたはずが、いつの間にかほろ苦い未来になっている。

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