Glorious days

この三連休は、妻の家族とみんなで一泊二日のキャンプ旅行。つちうちキャンプ場という秩父の山奥にあるバンガローを予約し、前日からスペアリブやらの仕込みをし、飯ごう炊さんを仕切り川下りや蕎麦打ちの予約をして、一家眷属7人のレクリエーションが無事終了。

義父が「こんどは孫とキャンプだな」と笑うのを横目で見ながら、僕はああ、確かに子供がもういない家族なんだなあ、と思う。実家族でも同じことなのだけれども、もう僕の属する家族には、誰かに面倒を見てもらうだけの子供はその輪の中心におらず、ぽっかりと穴が開いている。
かつてその中心には、僕が(あるいは妻や義妹が)いたのだろうけれど、僕はもう世話をする方にまわりつつあるのであって、今回も自分が楽しむ前に、手配を逐一していくことが主な役割だった。そして、それがそう辛いものではなく、確かに子供ができたときの予行演習みたいなもんだなあ、と思った。狩りを練習する若い動物みたいな。

続きを読む «Glorious days»

カテゴリー: A:Diary | タグ: | コメントする

1Q84-村上春樹

発売の数日前に知って、慌ててアマゾンで注文した村上春樹の新作「1Q84」。調べてみたら、村上春樹の新作は7年ぶりだった。2002年に「海辺のカフカ」を買ったときには、確かタイのナコーン・ラーチャシーマーという地方都市にでかけ、バスの中で読みふけった記憶がある。知らない土地で、知らない小説を(それも、希求する小説を)読むのはたえがたい愉楽だけれども、さすがに海外まで出かけるわけにはいかず、僕は近所の喫茶店と、内房線の車中で今作を読み始めることにしたのだった。

続きを読む «1Q84-村上春樹»

カテゴリー: A:Diary, E:読書・映画・演劇 | タグ: | コメントする

桜の季節

この間花が咲いたと思ったら、また一年が経巡った。本当にあっという間に時間が経つようになりました。

今年の桜は、まず上野恩賜公園から。まだ寒い日の七分咲きだけれども、さぞこの週末は見ごろになるだろう。

20090331ueno

カテゴリー: A:Diary | タグ: , | コメントする

割引現在価値の算定

父親のブログを「嫁」で検索すると最近のエントリにヒット数が増えていて、もちろんその中には「花嫁」やら「責任転嫁」やらも一緒に出てくるのだけれども、違和感がある昨今である。大辞泉によれば一義的には「結婚して夫の家族の一員となった女性。」とある。自『家』に入るという意識あればこその『嫁』なのであって、その意識がどういう軋轢を生むのかはいろいろ見聞きしている経験上、ちょっと神経質にもなる今日この頃。
続きを読む «割引現在価値の算定»

カテゴリー: A:Diary | 1件のコメント

10th Thailand 写真集(後半・海の部)

去年の旅行では、チェンライからバンコクに、そのまま南下してタイ湾に浮かぶタオ島まで足を伸ばした。

タオ島で思う存分スノーケリングを満喫したあとは、ちょっぴりマイナーなバンコクの市街をうろうろ。行けば行くほど、その国の素顔に少しずつ近づけるのがとても楽しい。

続きを読む «10th Thailand 写真集(後半・海の部)»

カテゴリー: D:旅行 | タグ: , | コメントする

10th Thailand 写真集(前半・山の部)

もう9ヶ月前になるけれど、昨年のゴールデンウィークに出かけたタイ(と国境のミャンマーの町)の写真。
これが、僕にとってちょうど10回目の訪タイ。周囲に話すと、そろそろ驚かれるレベルの回数になってきた。

この時はバンコクからタイ北部のチェンライまで飛行機で移動し、チェンライを拠点に山間部の観光や町歩きを楽しんだ。便利なわりには素朴さを残した「タイらしい」町で、僕たち夫婦(当時はまだ夫婦じゃなかったけれど)はゆっくりとした時間そのものを楽しんだ。

続きを読む «10th Thailand 写真集(前半・山の部)»

カテゴリー: D:旅行 | タグ: , , | コメントする

ぶらり八戸-05:八食市場

帰りは八戸線の終点、八戸駅で下車。そこからはバスに乗って15分ほどの位置にある「八食センター」へ。

観光客向けの市場には違いないけれど、揃っている魚や貝はさすが青森県。新鮮で種類も豊富。タラバガニとかマグロを買わなければ、だいたい地物が手に入る。

ここには2時間200円(1人)で七輪を借りられるスペースがあり、市場で買った魚介を炭火で焼いて食べられるという、なかなかツボをついた施設が用意されている。で、早速カキやホタテを焼いてみたけれど、まことにうまい。身が厚いだけあって、したたる汁まで残さず吸い取ってしまう。

続きを読む «ぶらり八戸-05:八食市場»

カテゴリー: D:旅行 | タグ: , | 2件のコメント

ぶらり八戸-04:八戸線の旅

翌日は早朝に起き、7時すぎに本八戸駅から八戸線久慈行きに乗る。
八戸線なんて、こういう機会でもなければもう乗ることもなさそうだ。列車は3両編成の昔なつかしディーゼルカーで、東北だけあってエアコンもついていない。

車窓にはずっと太平洋が広がり、景色のよいことこのうえない。車中のおばさんたちが会話している東北弁に耳をかたむけ、何をしゃべっているのかさっぱりわからないことに愕然とする。目をつぶっていると外国にきたかのようだ。ニッポンはまだまだ広いんだなあと、旅情もあらたに列車はことこと進む。

続きを読む «ぶらり八戸-04:八戸線の旅»

カテゴリー: D:旅行 | タグ: , | コメントする

ぶらり八戸-03:八戸みろく横丁

ホテルに荷をほどき、さっそく八戸の夜に繰り出す。

今回、JRのお得プランを使ったのだけれども、何と2人で4,400円分の「八戸みろく横丁クーポン」がついてくる。これは横丁にいかねばなるまいと、寒さの中外に出る。意外に繁華街は人も多く、さびれた感じはしない。

今回入ったのは、鯖料理専門店の「サバの駅」。地物の鯖を使った料理ばかりがメニューにならぶ中、串焼き、刺身、味噌じめなどを注文。どれもこれも評判に違わぬ旨さだったが、特に秀逸なのは刺身。新鮮な鯖をルイベにして供し、口に入れた瞬間、鯖の甘い脂がじゅわっと広がる。青魚の臭みはまったくなく、これだけで八戸に来た甲斐のある逸品。

続きを読む «ぶらり八戸-03:八戸みろく横丁»

カテゴリー: D:旅行 | タグ: , | コメントする

ぶらり八戸-02:十和田市現代美術館

携帯電話のバッテリ不足がたたって、モブログ失敗した先週の旅行。
写真だけ載せてみる。

三沢駅からは十和田観光電鉄という、昭和の香りが漂う地方私鉄に揺られること30分で、十和田市駅に到着。ここから先の十和田湖は雪の中だけど、街なかにも見どころはあり、それがこの「十和田市現代美術館」。
続きを読む «ぶらり八戸-02:十和田市現代美術館»

カテゴリー: D:旅行 | タグ: | コメントする