この三連休は、妻の家族とみんなで一泊二日のキャンプ旅行。つちうちキャンプ場という秩父の山奥にあるバンガローを予約し、前日からスペアリブやらの仕込みをし、飯ごう炊さんを仕切り川下りや蕎麦打ちの予約をして、一家眷属7人のレクリエーションが無事終了。
義父が「こんどは孫とキャンプだな」と笑うのを横目で見ながら、僕はああ、確かに子供がもういない家族なんだなあ、と思う。実家族でも同じことなのだけれども、もう僕の属する家族には、誰かに面倒を見てもらうだけの子供はその輪の中心におらず、ぽっかりと穴が開いている。
かつてその中心には、僕が(あるいは妻や義妹が)いたのだろうけれど、僕はもう世話をする方にまわりつつあるのであって、今回も自分が楽しむ前に、手配を逐一していくことが主な役割だった。そして、それがそう辛いものではなく、確かに子供ができたときの予行演習みたいなもんだなあ、と思った。狩りを練習する若い動物みたいな。