アプリオリに抗って

お会いしたことはないけれど、ちょっとした縁でblogを覗きあっている「近江商人 JINBLOG」さんより。

失礼を省みずに全文引用させていただく。

少年のはしっこ

元チェッカーズの徳永善也さん、舌がんで死去 40歳 (朝日新聞) – goo ニュース

あ、おれたちの少年時代がほろりほろりと気づかれないように崩れはじめてるんだ。

頼むから気づかせないでくれ。追いかけてこないでくれ。

オレはまだ子供やねん。まだこれからやねん。

チェッカーズの歌詞なみに泣けた。

忘れたふり、気づかないふりでやり過ごしてきたことが、そのうち背を向けられないくらいに大きなダマになるんだろうと、漠然とした、だけれども確信的な予感を、たまに考えてみたりする。
僕だってあと10年も経てば、あるとき増えている白髪を見つけるように、諦められなかったはずのものをいつしかなくしそしてしばらくして、そして茫然とするんだろう。

それはそれ、小説やお芝居としては悪くないモノローグだと思う。けれど、それでも押し寄せる小波に抗って、主人公は物語にしがみついて生きていく。生きていきたい。
多少、みっともなくともね。

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1 Response to アプリオリに抗って

  1. sachi のコメント:

     はじめまして
    引用された「近江商人 JINBLOG」さんの
    ファンでもありますし、
    私も日々ぼやいています。
    よろしかったら、ご高覧のほど。

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